まさかこんな時に限って! 空港でのおむつ替え失敗談
現在30歳で、3人目を妊娠中のライター“sakura”です。4歳の長男と2歳の長女、夫との4人で暮らしています。1人目は25歳、2人目は27歳の時に出産しました。2人の育児に振り回される毎日ですが、振り返ってみると子どもたちが2歳と0歳だったころが一番大変だったように感じています。特に、旅先ではおむつ替えで痛い思い出が…。
子ども二人を連れて、旅行を計画
長女が生後4ヶ月になったころ、電車が大好きな長男のリクエストで、2泊3日の旅行を計画しました。飛行機で移動し、地元では見られない新幹線を見たり、博物館に行ったりと、2日間を存分に楽しみました。
長女は旅行中も3~4時間おきに授乳。生後3ヶ月ごろから完全ミルク育児でしたので、あまり場所を選ばず授乳ができて助かりました。長男はイヤイヤ期のピークで、移動中に昼寝ができるよう時間配分を工夫したり、休憩を長めに取ったり。疲れを溜めないよう心掛けていました。
帰りの飛行機は夕方の遅い時間。出発まで時間はたっぷりありました。子連れ旅行なので予定はあえて詰め込まず、普段はなかなか会えない遠方の親戚と昼食を一緒に取った後、ゆっくり空港に移動しました。
早めに空港に着いたのに…、まさかのハプニング
空港に着くと早めにチェックインを済ませ、2時間以上も前に保安検査場を通過。長男は移動の間に昼寝をして、空港ではのんびりとおやつタイムです。その後はお土産をゆっくりと選び、夫が会計を済ませるためレジへ向かいました。
そろそろ長女の授乳時間です。しかし授乳室に入ったとたん、疲れが出たのか長男がぐずり始めました。その時、夫はレジの行列に並んでいる最中。私たちが授乳室にいることを知りません。
「パパはどこに行ったの?」とぐずる長男をなだめながら、なんとか長女の授乳を済ませました。「さぁ、急がなきゃ!」と思って立ち上がると、「ん? なにか臭う…」。長女がうんちをしたようです。長女がおなかがいっぱいになると排便するのは、よくあることでした。
このタイミングで漏れるの!? 飛行機に間に合わない!
しかし、長女を寝かせてびっくり。背中や太ももの隙間からうんちが漏れて、肌着から服まで汚れてしまっていました。こんな時に限って、授乳前に替えたおむつがうまく履けていなかったのです。「着替えさせなきゃ。でも搭乗時間まで時間がない!」。私の頭の中はパニックです。
そこに夫からの電話。「どこにいるの? 搭乗手続き始まってるよ~!」。私たちの姿が見えずに、探していたのでした。
夫の電話で冷静さを取り戻した私。まずは下着も服も総着替えです。汚れた服をすべて脱がせ、「二度と漏れないように」と、おむつは丁寧に装着。下着とカバーオールを着せた長女を抱え、長男の手を引いて、猛ダッシュしました。
間に合う!? 間に合わない!?
迎えに来てくれた夫と合流し、家族で搭乗ゲートまで走りました。空港のスタッフに事情を説明したところ「まだ間に合います、大丈夫ですよ」と手荷物を運ぶ手助けまでしてくれました。
時間ギリギリでしたが、なんとか無事搭乗することができ、飛行機は予定時刻通りに離陸。同乗の方に迷惑をかけずに済んだことが、せめてもの救いでした。やさしく声をかけてくださった空港スタッフの方々に、感謝しかありません。
ホッとしたと同時に、長女の姿にびっくり。カバーオールの股下スナップが全開です。慌てていたためか、止め忘れてしまったのでしょう。機内でひとつずつゆっくりと、スナップを止めました。もちろん、おむつの再確認も忘れずに。この経験から、私は時間配分に余裕を持っていても、何が起こるかは予測不可能であるということが身に沁みました。このハプニング後は、子連れで飛行機移動を伴う旅行をしていません。しかし、もうすぐ生まれる第3子が大きくなったら、また計画したいと思う気持ちが半分、またハプニングが起きるかもと踏み切れない気持ちが半分です。最後の最後で大変だったこの旅行ですが、長男は2年経った今でも新幹線の実物を見られて嬉しかったと話してくれます。思い出深い家族旅行でした。
[sakura*プロフィール]
4歳の長男、2歳の長女、夫と4人暮らし。30歳で3人目を妊娠中です。2人育児に揉まれる毎日ですが、寝る前に必ず子どもたちに「大好きだよ、生まれてきてくれてありがとう」と伝えることにしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。