鈴鹿川河口の投げ釣りでウナギ・マダカ・キビレを手中【三重】満潮前後に集中ヒット
1週間単位で天気が変動、その起点となる土曜日の午前中は雨が続いていた。週末休みの会社員にとっては貴重な釣り日、釣行を見送る人も多いだろう。だがウナギ釣りは夕方から夜。5月17日は午後には雨がやむため辛うじて釣りができる状況だった。
鈴鹿川河口でウナギ釣り
フィッシング遊の四日市店でエサのアケミ貝を購入して鈴鹿川河口へ向かう。到着したのは午後5時くらい。
雨による増水で上流から流れてくるゴミを心配していたが、ほとんどなかった。気温は23度。湿気があって寒さは感じなかった。
1投目、河口の中間に仕掛けを投入する。釣り始めた午後6時はまだ明るかったが、7時ごろにはすっかり暗くなった。仕掛けを回収するとエサはないが、アタリもない。
マダカ&本命登場
このまま時間は経過して午後9時を迎えた。今日はこのままボウズかもしれないと思いながら見ていると、サオが大きく曲がった。すぐにアワセを入れて手応えを確認すると大きな引き。
もしウナギならかなりの大物だと思ったが、寄ってきたのはマダカだ。近くまでくるとエラ洗いなどで激しく抵抗したが、なんとかキャッチできた。
その15分後、微妙な引きから一気にサオが大きく曲がった。先ほどより暴れないが重量感がある引きだ。視認できる範囲まで魚を寄せるとウナギだと分かった。そのまま慎重に表層を移動させ、手前で一気に引き抜く。待望のウナギキャッチ。これはうれしかった。
キビレも顔出し
また15分ほどしてサオが曲がった。これまでよりアタリは大きくなく、重量感もない。最初はクロダイかと思っていたが、尻尾に黄色が混じっていたのでキビレだと認識できた。
一度はボウズだと思ったが、1時間の間にセイゴ、ウナギ、キビレなど多様な獲物をキャッチできた。すべて上げ潮で満潮を迎えた時刻に釣れたが、これらがいい釣果に結びついたのかもしれない。河口の釣りは潮汐の影響も考慮して釣行する必要があると改めて認識した。
これから盛期を迎えるウナギ釣り。いろいろな場所で釣ってみたい。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年6月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。