全日本U-12サッカー選手権県大会 大分トリニータU-12が2年ぶりのV 【大分県】
第48回全日本U-12サッカー選手権大分県大会
11月17日 レゾナックサッカー・ラグビー場
決勝
大分トリニータU-12 4-1 スマイス・セレソン
小学生年代で最も大きな大会となる全日本U-12サッカー選手権の県予選決勝は、大分トリニータU-12がスマイス・セレソンに4-1で勝利。2年ぶりに出場権を手にした。
今年に入って公式戦、練習試合を含め、何度も対戦した両チーム。手の内を知り尽くすだけに、首藤圭介監督は「サッカーの基本である球際、切り替え、運動量で負けないように」とピッチに送り出した。開始15秒、自陣からのパスを松永透空(6年)が頭で合わせて先制したことで、落ち着いてプレーすることができた。
最終学年となった6年生は、この1年間に「個人の技術を伸ばす」ことに力を入れた。「この年代に必要なのはボールを前に運び、ゴールに結びつけること」(首藤監督)。前にスペースがあればドリブルで運び、中央を固められればサイドに展開する。スピードがある選手、体が強い選手、ドリブル、パスがうまい選手など、個性豊かなメンバーが、それぞれの持ち味を出し、ゴールに向かう。
後半に入るとサイドからのクロスで決定機をつくり、約10分で3点のゴールラッシュ。FKから失点を許し、無失点で試合を終えることができなかったことは課題だが、昨年逃したタイトルを取り、全国行きの切符をつかんだ。キャプテンの有村泰史郎(6年)は「まずは予選リーグを突破して、過去最高のベスト16を超えたい」と言い切った。
決勝では4得点を決める攻撃力の高さを示した
喜びの声
MF有村泰史郎(6年)
「昨年のこの大会では悔しい思いをしたので、優勝できてうれしい。これまでの練習の成果が出た。今年は個性豊かな選手が多いが、チームが一つになって戦えている。全国大会までに球際やハードワークの部分を強くしたい」
GK井上颯太(6年)
「大差で勝ったけど失点したのは悔しい。全国では強い相手と対戦するのが楽しみ。僕の武器は高いボールのクリアだったりするので、そこを出せるようにしたい。楽しんで試合をしたい」
MF川野颯亮(6年)
「決勝まで得点できていなかったので、1得点1アシストできてよかった。全国ではハードワークや得意のシュートで積極的なプレーをして、1試合1点を取りたい」
全国では8強以上を目指す
(七蔵司)