まさかの結果! 観光地のど真ん中で「キャラメルのガチャ」を回したら…衝撃でズッコケた
観光地へ行くと、ご当地キャラメルが売られていることがある。
ベタなものならイチゴや柑橘類、変わり種ならうどん出汁や青い池キャラメルなど もはやスイーツになるべきでないものまで、あらゆる名物がキャラメル化されている。
旅行好きな筆者はそんなご当地キャラメルが大好き。そのため、三重県鳥羽市にある観光施設『鳥羽1番街』でキャラメルのガチャを発見した時は大喜びで回したのだが……まさかの結果にズッコケることとなってしまった。
・キャラメルのガチャガチャ
キャラメルガチャを発見したのは、鳥羽1番街 2階のエスカレーター横。
筐体(きょうたい)は全部で8台置かれているが、すべて中身は同じ模様。
色々な味のキャラメルをランダムにミックスしているそうで、「自販機限定」「一風変わった味のキャラメル」「なにがでるのかおたのしみ」と書かれている。18粒入りで200円という価格設定だ。
これはひょっとすると伊勢志摩鳥羽の限定品や、他にも近畿限定の珍しいキャラメルが手に入るかもしれない!
テンションが上がった筆者は、さっそく1000円札を両替して軍資金を用意。
まずは5回まわしてみて、面白そうだったらもっとたくさん挑戦してもイイかもしれないね!
・立ち込める暗雲
ガチャの支払いは、レバーの左右に100円を1枚ずつ差し込んで回す方式。
さっそく第1回目。出てきたのは……
もも味!
どんなゲテモノが出てくるかと心構えていただけに、意外と普通に美味しそうなキャラメルが出てきて一安心。ただ、ひとつ気になったのはご当地感が全然ないコト。
近畿であれば、和歌山『あら川の桃』など有名ブランドがあるハズだが、特にそういった記載はない。シンプルに “ただの ももキャラメル”なのだ。
怪訝に感じつつも2回目をまわしてみると、
プ、プリン!?
大阪『堂島プリン』でも兵庫『神戸プリン』でもなく、これまた “シンプルにただのプリン”である。ちょっと待って、ひょっとしてご当地キャラメルのガチャじゃないの!?!?
──と、ここで気が付いたことがある。
見てほしいのが、ガチャに貼られているこちらの商品説明。
アラやだ奥さん、今出てきたばかりの「もも」と「プリン」のイラストが描かれているじゃないのよ!
そういうことか! ガチャは最初から嘘をついていなかった。何味のキャラメルが入っているかのヒントは買う前から与えられていたのである!!
──ってコトは、イラストから察するに 他の味はたぶん「コーラ」「ゆず」「梅」「抹茶」なんだろう。
消化試合のような気持ちになりつつも、3回目
コーラ
4回目
ゆず
そしてラスト5回目……
コーラ!
・ご当地キャラメルの場合もあるカモ?
合計5回まわし、「もも」「プリン」「コーラ」「ゆず」「コーラ」という予想通りの結果となった。
調べてみたところ、このキャラメル&ガチャを提供しているのは大阪に本社をおくトマトランドという会社。
公式サイトの事業内容をチェックしてみたところ「全国ご当地キャラメルの販売機」という項目があり、見本の画像には北海道の「ヨーグルト」「夕張メロン」「ジンギスカン」「練乳」といった珍しい商品が掲載されている。
つまり今回はNOTご当地だったキャラメルだが、設置場所や地域によってはYESご当地キャラメルの場合もあるようなのだ。
残念ながら筆者はズッコケる羽目になったが、そもそも「ご当地じゃない」ということをさえ知っておけばクジ引きみたいで楽しい鳥羽のキャラメルガチャ。
個人的にガチャはワクワクを買うものだと考えているため、次見かけたとしても買ってしまうカモしれない……けど、やっぱりご当地のキャラメルが欲しかったなぁ~っ!
参考リンク:株式会社トマトランド「キャラメル自販機」
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.