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慌ただしい昼休み。ランチは毎日のことだけに、注文したらさっと出てきて食べられて、安くておいしいものをおなかいっぱい食べられたらうれしいですよね。

そんなわがままをすべて叶えてくれる店が、富山市にあります。

富山県庁や市役所が近く、周辺にはオフィスがたくさんある富山県農協会館。その地下1階に1980年にオープンし、昭和・平成・令和と時代が変わっても愛され続ける喫茶店「おりーぶ」があります。

知らなきゃ近寄りもしない!? 知ってる人には愛され続ける喫茶店

周辺で働く人には馴染みがありますが、そうじゃない人にとっては普段なかなか近寄ることすらない農協会館の地下。こんなところに喫茶店があるなんて、知らない人も多いのではないでしょうか。

会館正面の入り口から入ると、エレベーターホールにメニューの看板があり、1週間分の日替わりランチのメニューを確認することができます。

店内のテーブルやランプは創業当時から変わらず、レトロで愛らしい雰囲気。

中は広々としていて、座席数は100。もっとも混むランチのピークタイムでも「『おりーぶ』に行けば座れる」といった懐の深い店です。

「おいしいごはんをたくさん食べて！」

創業当時の味をブラッシュアップしたおかずたち

「おりーぶ」のランチでもっとも人気なのが、900円で食べられる日替わりランチ。客の8割が注文する人気メニューで、メインのおかずが揚げ物の時は9割に及ぶ客が頼むんだとか。

大盛りや小盛りなど、量の調節ができるごはんは、もちろん富山県産の米。メインの料理に負けないくらいたっぷりのサラダがついていて、揚げ物でも罪悪感を抱かずに食べられます。

そんな人気の揚げ物や野菜をおなかいっぱい食べることができるのが、ミックスフライ定食。

から揚げとヒレカツ、そして、自家製のカニクリームコロッケを食べ比べることができます。

「おりーぶ」の自家製カニクリームコロッケは、中が黄色いのが特徴。

その正体はターメリックで、小麦粉や牛乳のくさみを消すために加えています。これは創業当時から変わらないレシピなんだとか。

サクッと軽い食感の衣には改良の結果、低吸油の生パン粉が使われています。変わらないメニューも時代に合わせてブラッシュアップされ、より長く愛してもらえるよう工夫がなされています。

「おいしいごはんをたくさん食べてほしいんです。そのためにおいしいおかずを準備しています」（代表）

おいしく、あたたかい料理を、安く早く提供したい。

代表の変わらない想いが、富山で忙しく働くたくさんの人にとっての癒しのランチタイムにつながっています。

店舗情報

【おりーぶ】

住　所　富山市新総曲輪2-21 農協会館地下１階

電　話　076-445-2355

営　業　10:00～16:00（L.O.15:00）

　　　　※10:00～11:00は喫茶のみ

　　　　※日替わりランチは11:30ごろから

定休日　土・日曜、祝日

記事編集：nan-nan編集部