「除夜の鐘」今年から日中に 上越市寺町3の善行寺 大みそかに「厄払いの鐘つき」
新潟県上越市寺町3の善行寺は2024年12月31日の今年の大みそかから、例年深夜に行っていた「除夜の鐘」の時間を早め、午後3時から行う。「厄払いの鐘つき」として午後6時まで実施し、鐘を突いた人は厄よけの祈祷(きとう)が受けられ、年越しそばなどがもらえる。
《画像:善行寺の釣り鐘と西山住職》
同寺の釣り鐘は戦時中に軍に供出したため、1986年に鐘楼と共に再建された。これまで毎年大みそかは、午後11時頃から約2時間をかけて除夜の鐘を実施していた。
西山要耕住職(59)によると、近年は深夜に除夜の鐘を突きに寺を訪れる人も減り、西山住職が1人で突くことが多くなっていたという。「子どもも突ける時間にしてほしい」との要望もあり、今年から時間を大幅に早めて日中に実施することにした。
《画像:善行寺の鐘楼》
厄払いの鐘つきは、境内の鐘楼で鐘を突いた後、本堂で「日蓮宗の大荒行」を4回(400日)修行した西山住職が厄よけの祈祷を行う。また「開運福銭」と厄よけの祈祷をした持ち帰り用の生そばを先着108人に授与する。
西山住職は「鐘はどなたでも突けます。家族や友人同士、お子さんも1年の厄を落とすためにお出でください」と話している。
駐車場は山門横のほか、同寺裏のサンクス高田駐車場も利用可能(31日のみ)。問い合わせは西山住職090-1939-8930( tel:09019398930 )。
▽善行寺Instagram( https://www.instagram.com/zengyoji_jyoetu/ )
《画像:善行寺山門》
日蓮宗 守栄山 善行寺( http://j-zengyoji.com/index.html )