【荒尾市】歴史ある石造り眼鏡橋の下で、のんびりと水遊び~岩本橋~
晴れた秋。どこかへお散歩に行きたいなぁと、荒尾市までやって来ました。 広い駐車場、古く立派な石橋に水遊び、最高の休日が過ごせましたよ。
場所は荒尾市上井手
熊本市内中心部から車で一時間ちょっと。この美しい川は関川です。
とても綺麗な場所です。向こう側には三井グリーンランドの観覧車が見えます。
そしてこの美しい石造り眼鏡橋。こちらが岩本橋です。
ここは江戸時代、三池住還の肥後と築後の藩境にあたり、藩の関所が置かれた交通の要衝であったとのこと。 三池往還とは熊本と大牟田を結ぶ道の事です。なるほど、ここで検問などが行われていたのですね。
この橋がいつ架けられたかは、はっきりとは分かっていないようで、安政5年(1858年)、明治元年(1868年)、明治9年などと言われているようです。ほぼ江戸時代の終わりのときですね。
全長32m、幅4.4m、高さ7.4m。
明治2(1869)年に番所が廃止されるまでは井手川の通行は監視されていたとの事。 日本国中を自由に動き回れる今では、想像しずらいですね。移動一つに置いても、厳しい時代であった事でしょう。
それでも「明治」というと、記者(40代)の曾祖母が明治生まれだったので、それを思うとそう昔ではないような、不思議な感覚です。
美しく公園化された石橋の上をゆっくり歩いていると、昔を思い出し、現代のテクノロジーの発展のスピードに息切れしそうな心に気が付きます。
橋の下に降りる事が出来ます。
二連のアーチの直径は、12.5m、12.6m。
下に入ってみます。この日は10月でしたが、真夏のような熊本の暑さ。それでも日陰はひんやりとしていて、ピクニックにぴったりの場所でした。
この岩本橋を作ったのは、通潤橋などを手掛けた橋本勘五郎ではないかと言われておりますが、それも推定でしかないようです。
岩本橋に関しては資料が少ないとの事。
西側外面の菊花紋の陽刻があり、美しく残っておりました。
水遊びも出来ます
川面がキラキラ。来て良かったと心から思える場所です。
スニーカーでしたが、タオルを持ってきていたので、ざぶんと入ってみました。とても心地よいです。(取材時10月初め)
水遊びをしている子供たちがいました。橋の下にも行けますし、
このように広く浅く遊べるようになっております。 ただし、裸足ではかなり足の裏が痛いので、サンダルを履いて遊ぶのがオススメですよ。水がとても綺麗で整備してくださる方々に感謝です。 こちらの岩本橋は1965年(昭和40)2月25日に熊本県の重要文化財されています。
橋の反対側の川は流れが速くなっているところがありますので、小さなお子様などくれぐれも目を離されませんよう。
まとめ
春は桜が美しい場所のようで、子供の日が近くなってくると、鯉のぼりが飾られるそうです。是非一年を通して訪れたい場所ですね。 近くには以前記事にもなっている「PIZZERIA AVEMT」↓
ピザ通も納得!荒尾市にある「PIZZERIA AVENT(アベント)」は軽くてふんわりとした食感 | 肥後ジャーナル - 熊本の今をお届けするメディアサイトも、ありますので、是非ランチがてらに行かれてみてはいかがでしょうか?