<保険の見直し>学資保険って入っている?昔契約していた人、実際の支払いはうまくいった?
子育てにかかるお金のなかでも、とくに大きいと言われているのが高校や大学などの学費。今はまだお子さんが小さいママにとっても、なによりの関心事ではないでしょうか。そんななかママスタコミュニティには「学資保険に加入しているか否か」について、こんな質問がありました。
『お子さんがいる方に質問です。わが子の将来の教育資金のために学資保険に加入していますか?』
学資保険加入についてアンケートを取ったところ、「加入しています」が多数派でした。加入している人が割と多かった今回の投稿。それぞれの理由について掘り下げていきましょう。
昔は返戻率が良かったのさ…入っていてよかったけど、今なら入らないかな
『600万円。入っていてよかった。10年前くらいはまだ利率がよかったから。今は微妙らしいね』
『利率がいいときならよかったんだろうけど、今の利率だと他のほうがいい』
『生まれたときに一括払いで入った。入院や怪我もつけていたので、小さな頃ちょこちょこと申請して思ったよりお得だった』
『一番下が小6、子どもそれぞれ入っている。当時は元本割れしないのがいろいろあったけど、今ならもう入らないと思う』
「子どもが生まれたら学資保険に加入する」と自分の親から言われた経験があるママもいるかもしれません。一昔前の学資保険は支払った金額より返ってくる金額のほうが高かったために、加入していた人が多かった模様。しかし現在は超低金利時代。支払った総額とほぼ同じ、もしくは元本割れしてしまう学資保険も珍しくなくなりました。そのため「当時は入っていてよかったけど、今なら入らない」という人も。
定期預金、投資、貯金……ママたちが実践する教育費の貯め方
『子どもが生まれたら加入するものという呪縛にとらわれていたのですが、いろいろ調べた結果、普通に貯蓄している』
『ちょうど返戻率もよくない頃だったし、まとまった額が貯まったら利率のいい定期預金に入れている』
『学資保険ではない別の保険商品。でも預金でなんとかなりそう』
『ジュニアNISAに子ども1人当たり160万円ずつ突っ込んだ+投資信託』
学資保険に加入していないママたちのコメントを見てみると、別の方法で教育費を貯蓄していたり、資産運用していたりといった体験談が寄せられていました。シンプルな貯金だけでなく、定期預金や投資信託、NISAなど、教育費の貯め方はいろいろありますよね。子どもの教育費のためだけでなく、自分たち夫婦の老後資金も見据えて、こうした保険商品や投資をしているママたちもいます。資産形成や資産運用、投資などは知識がないと損をしてしまうこともあります。そのため学資保険に入るかどうか悩んだときに、教育費の貯め方やマネープランなどをFPさんに相談したり、自分で必死に勉強したりしたというママたちも少なくありませんでした。
学資保険は「心の保険」。満期を迎えた人、どうだった?
『たしか18歳になったら500万円を3回くらいに分けてもらえるやつ。今ならその分投資でいいやと思うけど、当時はまだ投資に興味なくて、これになった。旦那が万一死亡したら途中から払わなくてもよくなるし、半分保険のようなものかなあ』
『うちは出産当初、旦那のお給料も多くなくていろいろ心配があったし、旦那に万が一のことがあっても学費の準備をしてあげられるので入っている』
『上の子はもう満期がきて、下の子も払い込みは終わったよ。普通に貯蓄もしているけど、学資保険の「契約者(普通は親)に万一のことがあったら以後の払い込みは免除され、契約通りの金額が受け取れる」というのが加入した理由』
『2人とも契約した。18歳満期で200万円。上は国立だけど一人暮らしになったから諸々に使って、残りは授業料。下は国立自宅通学なのでほぼ学費が賄える程度。大学生になって学資保険に払っていたお金が必要なくなったので、助かっている』
学資保険についてママたちが気になるのは「払った分よりどれくらい多く受け取れるのか」「学資保険だけで大学の費用がカバーできるのか」「できないなら学資保険以外の教育費の貯め方は何がいいのか」といったことでしょう。もちろん子どもの進学先が私立か国公立か、文系か理系か、自宅から通学か1人暮らしをするのかなどによって、大学でかかる教育費は大きく異なってきます。そのため教育費の貯め方や学資保険の加入に正解はありません。払った分より多く受け取れないのであれば、口座に貯金をしておけばいいという考え方ももちろんあるでしょう。
しかし学資保険は毎月一定の金額が引き落とされ、満期にならないと受け取れないので「教育費のための貯金に手を付けずに済む」という安心感はあるのではないでしょうか。また学資保険で、「もし契約者に万が一のことがあれば、以降の支払いが免除され、満期には満額を受け取れる」ことにメリットを感じている人も。このように「安心を買う」「とりあえず入っておいて別の方法で教育費を貯める」という意味で、学資保険に入っているママもいました。これから学資保険に入ろうと考えている人は、今回のママたちのコメントを参考にしてみてくださいね。