「QBT(究極のブロッコリーと鶏胸肉)」がコンビニで? 試してみたら…無念すぎて泣いた / 半額シールを軽視してはいけない
ロケットニュースでも以前ご紹介した「QBT(究極のブロッコリーと鶏胸肉)」をご存知だろうか。
その名の通り、ブロッコリーと鶏胸肉のみが詰められた究極のダイエット弁当を売るブランド。少なくとも2020年10月の時点ではUber Eatsにも出てたっぽいが、基本的には冷凍のオンラインショップで、1回購入かサブスク定期便の形式があるようだ。
が、先日出先で普段行かないエリアのローソンを訪れたところ、その「QBT」が一食単位で売られていたのである。しかも、半額で。
・コンビニにあった「QBT」
調べてみたところ、2024年からセブンイレブンとローソンの一部店舗にて「1コインQBT」と称して一食単位で販売が開始されたようだ。実は筆者が訪れたのは販売開始時点でホームページに記載されている取扱店舗ではなかったのだが、それ以降取扱いを拡大したのだろうか。
1コインと言うくらいだから本来は500円なのだが、筆者が訪れたコンビニでは3個ほどの在庫すべてに半額シールが貼られていた。ので、250円でゲット。
それがこれなのだが……
持った感じめっちゃ軽い。
まあいい、さっそく作ってみよう。封に切り込みを入れて、
パッケージのまま電子レンジ600wで2分10秒。
開けてみたところまだちょっと凍っていたため、10秒再加熱。
これで勘弁してやるか。
・QBT実食
というわけで出来上がったのがこれ。メチャクチャ正直に言わせてもらえば「大丈夫か……?」という見た目である。
ちなみに内容量的には大きさバラバラな鶏胸肉が6切れ、ブロッコリーが5個。重量にして135gだそうだ。
これ味ついてんのかなぁ。パッケージの原材料名には味付けっぽいモノが並んでいるので、とりあえずそのまま行ってみよう。
あぁ、こういう感じ。
まず、味はついてる。美味しい。薄めのナチュラルな味ながら、このままで全然イケる。
期待していたような、コンビニのサラダチキン的な圧倒的しっとり感ではない。かつ、冷凍の状態が悪かったのかちょっと繊維感が強い食感ではある。
とはいえ不思議とイヤな感じはせず、こういうものとして全然大丈夫。あと、鶏胸肉にありがちな「口の中の水分持ってかれてモサモサになる」感覚は皆無。
……が、ブロッコリーはちょっといただけないかも。やはり保存状態が悪かったのか中がスカスカで、冷凍野菜特有のジャキッとした食感。半額だったのはこういう理由なのかなぁ……。非常にもったいない思いである。
関連してか、かなりドリップが多かったのもちょっと気になった。だからといって味が水っぽかったとかはなかったので、気にしなきゃいいんだけどね。
あと薄々勘付いてはいたが、量でいうと正直「間食」がせいぜい。従ってカロリーも低いが、これで一食賄うのはダイエット中だとしても相当無理があると思う。味は悪くないだけに、量的な物足りなさが際立つ。
・もったいない
う~ん、これはどちらかというと冷凍状態のせいな気がする……。
これが「半額」に隠された罠だったのか、はたまた筆者の取扱いがマズかったのか、とにかく「一回溶けて再冷凍してしまった食品」感が強く、どうもコンビニQBTの十全な状態を評価できていない気がして非常に申し訳ない。デリバリーで頼んだ西本記者は絶賛していたし。
と、何となくパッケージを裏返した、その時だった。思わず二度見せずにはいられなかった。
「凍っている箇所がなくなるまで冷蔵庫内で解凍し 600W40秒を目安に加熱調理いただくと、よりしっとりした食感でお召し上がりいただけます。」
ギャッ〜~~!!
なんなら「加熱調理をするとドリップが出る場合がある」とも書かれている。筆者がちゃんと読んでなかっただけである。無念~~~!!!
……というわけで、まあそういうことである。このデリケートさを鑑みるに、あらかじめ冷蔵庫内で解凍するのが吉だろう。ああ、その方法でリベンジしたい……! でも近所のコンビニには売ってない!! 取扱店舗拡大してくれ~~~!!!
参考リンク:QBT、QBT ブログ「究極のブロッコリーと鶏胸肉 セブン-イレブン・ローソンの一部店舗にて販売開始!」
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.