ローソンから新作チキン『まんまる鶏』が登場! / 「ななチキ」「ファミチキ」と比べてみた
ローソンのホットスナックに2025年7月29日、新作『まんまる鶏』が登場した。ローソンの鶏と言えば、すでに「Lチキ」があるが、それとはまた違うらしい。
どの辺りが “まんまる” であるのかも気になる。ということで、さっそく購入の上『まんまる鶏』を堪能。ほかのコンビニのホットスナックチキンとも比較してみた。
・親切なローソン
発売日当日、お昼ちょっと前くらいにローソンへ駆け込んだ。『まんまる鶏(税込248円)』目当てのお客さんが押し寄せているだろうと思いきや、そんなことはなく。
それどころかレジ横のホットスナックコーナーに、その姿がない。ただ値札は出ていたので、これから並ぶと思われるが、はて。どういう状況か店員さんに確認すると「ああ、きょうからですよね! 今から揚げましょうか?」と返って来た。
恐らく来店者数との兼ね合いだろう、その店舗ではまだ店頭に出すつもりではなかったようだが、なんとわざわざ揚げてくれるという。親切過ぎて、今後も積極的に同店を利用しようと心に誓った。
そんなこんなで、店員さんの心遣いにより無事手に入れられた『まんまる鶏』。わざわざ揚げてもらったことが申し訳なかったので、2個購入した。
帰りがけにセブンイレブンに寄って『ななチキ(税抜223円)』を、ファミリーマートに寄って『ファミチキ(税込240円)』を買って帰宅である。
・共通点はアレ
まずは揚げたての『まんまる鶏』からいただく。見た目はこぶし大くらいあろうかというほど、ゴロッとしている。半分に切ると、モモ肉をくるくると巻いていることがわかる。
なるほど、こういう感じね! 丸めることによって厚みを持たせ、肉汁をうまく閉じ込めているとのこと。衣は「Lチキ」と比較して約1割ほど薄めに仕上げてあるらしい。
かぶりつくと、程よく肉汁が染み出してきて美味しい。塩コショウのみの、シンプルな味付けも良い。衣が薄いこともあって、とにかく “肉” を食べたい時に最高だ。
続いてセブンの「ななチキ」を食べてみると、やはり『まんまる鶏』は差別化を図っていることがわかる。「ななチキ」は塩コショウがしっかり目で、脂身が(場所によるだろうが)多めだ。
『まんまる鶏』のほうが優しい味わいで、お腹にしっかり溜まる。ただ体が疲れている時などには「ななチキ」のほうが美味しく感じるかもしれない。
次に「ファミチキ」だが、ジューシーさで言えばファミチキが一番かもしれない。しかしファミチキはファミチキであって、他のなにものとも違うことを痛感。
厚い衣に付いた、オリジナルスパイスが際立っているのだ。『まんまる鶏』とはやや路線が異なるチキンであると言えるだろう。
食べ比べた結果、やはりお腹に溜まるのは『まんまる鶏』で、一番あっさりしているのも『まんまる鶏』であるように思う。いずれもそれぞれに特徴があり、その時の気分によって使い分けるといいだろう。
ただ全く共通点がないかというと、そんなことはない。察しが付くかもしれないが、いずれも激しくビール(もしくはコーラなど)に合うのだ。
労働後のコンビニチキンとビールに救われるよね、といつぞや記者の友人が言っていたが、全く以てその通り。一日の終わりに、ご飯を作りたくない時など特に、コンビニチキンとビールに救われる命もあることだろう。
つまりそれくらい『まんまる鶏』が美味しいということ。熱帯夜が続くきょうこの頃、ローソンの『まんまる鶏』とビールで英気を養うことをおススメしたい。
参考リンク:ローソン『まんまる鶏』
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.