鮎(アユ)友釣りオススメ河川ガイド2024:桂川水系【山梨】大型の数釣りができる年も
6月1日(土)、山梨県を流れる桂川本・支流(桂川漁協管轄で大月市~上野原市)のアユ釣りが解禁する。8月末までがトモ釣りとなっているが、本・支流ともにトモ釣り専用区は9月15日まで。
桂川
最下流の桂川大橋~松留発電所の放水口は、水質がいいうえ水量も多い。人気ポイントで、いつも釣り人が多い。一昨年の7月上旬に釣行した時は、18~19cm主体に大きくても20cmまでだったが、35尾といい釣りができた。8月中旬にはサイズもよくなり、年によっては大アユ(25cm以上)の数釣りが楽しめることもある。
富浜支部の小泉オトリ店周辺は、車で川の近くまで行ける。上・下流ともいいポイントだが、毎年混雑している。
猿橋公園下は、オトリ店下から河川敷に下りられる。駐車スペースはかなりある。瀬から上流がいい。このエリアは放流量が多い。
大月支部の高月橋上流にあるオトリ店付近は、川の近くまで車で行けるうえ駐車場もある。上流の瀬がいい。
桂川本流は入川地点がわかりづらい場所もある。近くのオトリ店で聞くといいだろう。
桂川には、アユが放流されている支流が3つある。次のページでは、上流からそれぞれ紹介していく。
笹子川
大月市を流れており、中央道の大月ICの少し下流で桂川と合流。本流の濁りがとれない時には、アユが遡上してくる。エン堤が多いため下流域でアユが止まってしまうが、漁協が放流をしているので問題はない。
メインは大月警察署周辺で、駐車スペースもある。毎年、私が所属するクラブのメンバーが釣行しているが、1束を達成したこともあった。一昨年は河川工事がおこなわれていたためよくなかったが、徐々に戻りつつある。ここからかなり上流(川を2回渡る)まで放流がおこなわれている。
葛野川
笹子川と同様に大月市内だが、猿橋から入るので下流に位置する。
ここも、本流の濁りがとれない時に、宮古橋下流にあるエン堤までアユが遡上する。エン堤からかなり上流まで放流がおこなわれている。
鶴川
こちらも本流が濁った時に遡上してくるが、八ツ沢橋下のエン堤で一度止まる。そして、そこから500m上流にある大エン堤までしか遡上できない。
メインは八ツ沢橋周辺で、駐車場もある。また、漁協本部にも駐車できる。昨年の解禁日に少し下流で竿を出した。型は16cm止まりだったが、14時までに51尾の釣果を上げることができた。
鶴川橋周辺は上・下流ともに駐車場が多い。上流域にある芦瀬橋周辺は水質が抜群。アユは小型が多いので、頭から食べられる。
<週刊つりニュース関東版APC・内藤茂幸/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年5月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。