富永啓生NBA入りへ一歩前進、ペイサーズとエグジビット10契約も韓国戦は6得点で敗退
夢のNBA入りへスタートライン
バスケットボール男子日本代表の富永啓生(23)がNBAインディアナ・ペイサーズから「エグジビット10」の契約オファーを受け、受諾したことがマネジメント会社から発表された。
エグジビット10とはNBAのシーズン開幕前に行われるトレーニングキャンプに参加するための無保証契約。NBAとNBA下部リーグ(Gリーグ)の両方でプレーできる2ウェイ契約へ切り替えられる可能性があり、夢のNBA入りへスタートラインに立った格好だ。
今季からBリーグでプレーする予定の渡邊雄太も、2020年にトロント・ラプターズとエグジビット10の契約を結び、6シーズンにわたるNBAプレーヤーとしての足掛かりとなった。
ネブラスカ大学を卒業した富永は、サクラメント・キングス、ロサンゼルス・クリッパーズ、シカゴ・ブルズのワークアウトに参加したが、NBAドラフトでは指名漏れ。NBAサマーリーグにも参加せず、日本代表としてパリ五輪でのプレーに専念することでNBA入りへのアピールにつなげたい意向を示している。
格下・韓国に敗退で課題残す
そんな富永は5日、東京・有明アリーナで行われた「SoftBank CUP 2024(東京大会)」の韓国戦に出場。自身は6得点にとどまり、河村勇輝が23得点の活躍を見せたものの84-85で敗れた。
八村塁と渡辺雄太は出場しなかったとはいえ、FIBAランキング26位の日本が、同50位でパリ五輪にも出場しない韓国に敗れて課題を残した状況。7日にも韓国と第2戦が予定されており、次はしっかり結果を残して本番に向かいたい。
パリ五輪の男子日本代表は7月27日にドイツとの初戦に臨む。富永にとってもバスケットボール人生を左右する勝負の夏となりそうだ。
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記事:SPAIA編集部