フライパンで作れる簡単焼き鳥レシピ!おいしく作るポイントも
本格焼き鳥はフライパンで簡単に作れる!
ご家庭で焼き鳥を食べたくなったら、串を用意してフライパンで簡単に作りましょう。お店で食べるイメージの強い焼き鳥ですが、実はフライパンでも作ることができます。専門店のような炭火の香ばしさはないものの、ジューシーな鶏肉の旨味をダイレクトに味わえますよ。
塩派?たれ派?自宅で焼き鳥をおいしく作るコツ
香ばしいたれ味と鶏肉の味わいを邪魔しない塩味、どちらがお好みでしょうか。どちらも簡単に作れるため、ご家庭で食べるときは両方用意することも可能です。身近な調味料で作れるたれ味と、シンプルな塩味の焼き鳥の作り方をご紹介します。たれを絡める方法や塩をふるタイミングを参考にしてみてください。
【たれ】お家で作れる簡単焼き鳥レシピ
調理時間:15分
鶏もも肉と長ねぎで作るたれ味のねぎまレシピです。甘辛いたれの塩気が、鶏もも肉のコクと長ねぎのさわやかな風味を引き立ててくれます。使用する串は太めのものが具材を固定しやすくておすすめですが、細い竹串でも問題ありません。串に刺すポイントをおさえて作ってみてください。
材料(5本分)
鶏もも肉:1枚(300g)
長ねぎ:1本
下味
酒:大さじ1杯
塩:ひとつまみ
たれ
しょうゆ:大さじ1と1/2杯
砂糖:大さじ1杯
みりん:大さじ1杯
酒:大さじ1杯
サラダ油:適量
作り方
長ねぎを切る
長ねぎを10等分に切ります。2.5~3cm幅が目安です。
鶏もも肉を切る
鶏もも肉の黄色い余分な脂と筋を取り除き、3~4cm角を目安に15等分にします。
下味を揉み込む
下味の酒と塩を揉み込み、時間があれば10分置きます。下味を揉み込むことで鶏もも肉がよりジューシーになり、臭みが軽減してたれの味がなじみやすくなります。
串に刺す
鶏もも肉3切れと長ねぎ2切れを交互に串に刺します。鶏もも肉をまな板に置いたまま手で固定して、中心に串を刺すのがポイントです。鶏もも肉の繊維が分かる場合は、繊維に対して垂直に串を刺しましょう。小さい鶏もも肉は最初、大きい鶏もも肉は最後に刺すと見栄え良く仕上がります。表面に皮がある場合ははなるべく張るように広げてください。
フライパンで片面を焼く
フライパンを熱してサラダ油を適量なじませます。皮がある面を下にして串を並べ、中火で1分から1分半を目安に、薄く色づくまで焼いてください。フライ返しで串全体をそっと押し、底面がまんべんなく焼けるようにするのがポイントです。
蓋をして弱火で蒸し焼きにする
蓋をして弱火で3分ほど蒸し焼きにします。
蓋を開けて水分を飛ばす
蓋を開けて中火で1分ほど加熱して水分を飛ばします。
たれの材料を煮立たせる
串を取り出して、キッチンペーパーでフライパンをさっと拭いてきれいにし、たれの材料をすべて入れて中火で煮立たせます。
串に絡ませる
串を戻し入れて返しながら1~2分中火で焼き、両面にたれを煮絡めて完成です。たれが少し残る状態でも問題ありません。濃い味がお好みであれば、残ったたれを焼き鳥にかけるのがおすすめです。鶏もも肉がかたくなるので焼き過ぎには注意します。
【塩】お家で作れる簡単焼き鳥レシピ
調理時間:15分
塩味のねぎまレシピをご紹介します。蒸し焼きにするまでの工程はたれ味と同様です。鶏もも肉の旨味とコクが際立ち、素材本来のおいしさを味わえますよ。塩はまんべんなく串の両面にふるのがポイントです。仕上げに魚焼きグリルやガスバーナーで表面を炙って香ばしさをプラスしてもおいしいですよ。
材料(5本分)
鶏もも肉:1枚(300g)
長ねぎ:1本
下味
酒:大さじ1杯
塩:ひとつまみ
仕上げ用
塩:約小さじ1/3杯
サラダ油:適量
作り方
鶏もも肉と長ねぎを切る
長ねぎは2.5~3cm幅を目安に10等分します。鶏もも肉は黄色い余分な脂と筋を取り除き、3~4cm角を目安に15等分にしてください。
鶏もも肉に下味を揉み込む
鶏もも肉に下味の酒と塩を揉み込み、時間があれば10分置きます。
串に刺す
鶏もも肉3切れと長ねぎ2切れを交互に串に刺します。鶏もも肉をまな板に置いたまま手で固定して、中心に串を刺すのがポイントです。鶏もも肉の繊維が分かる場合は、繊維に対して垂直に串を刺しましょう。小さい鶏もも肉は最初、大きい鶏もも肉は最後に刺すと見栄え良く仕上がります。表面に皮がある場合ははなるべく張るように広げてください。
フライパンで片面を焼く
フライパンを熱してサラダ油を適量なじませます。皮がある面を下にして串を並べ、中火で1分から1分半を目安に、薄く色づくまで焼いてください。フライ返しで串全体をそっと押し、底面がまんべんなく焼けるようにするのがポイントです。
蓋をして蒸し焼きにする
蓋をして弱火で3分ほど蒸し焼きにします。
蓋を開けて水分を飛ばして塩をふる
蓋を開けて1~2分中火で焼きます。水分がほぼなくなったら塩を両面にふって完成です。
グリルやオーブントースターで焼き鳥を作る方法もおすすめ
焼き鳥はフライパンだけでなく、魚焼きグリルやオーブントースターでもおいしく作れます。調理するときのポイントについて解説します。
魚焼きグリルで焼き鳥を作るときのポイント
魚焼きグリルで焼く場合は、串が焦げないように持ち手をアルミホイルを巻き、弱めの中火で両面を計8~10分を目安に焼きましょう。焦げやすいためこまめに様子を確認するのがポイントです。直火ならではの香ばしさが出ますよ。
オーブントースターで焼き鳥を作るときのポイント
トースターで作る場合は、アルミホイルに焼き鳥を並べて串の持ち手部分を覆いましょう。250~280℃もしくは1000Wで、10~15分を目安にじっくり焼きます。焼いてから塩をふるか、たれの材料をフライパンで煮詰めから火の通った焼き鳥に塗ってください。
焼き鳥レシピに関するよくある質問
焼き鳥は串なしでも作れますか?
作れます。フライパンに鶏もも肉と長ねぎを並べて入れ、同様の手順で焼いてください。焼いている間、箸で転がしたり混ぜたりする必要はありません。返すとき以外は触らずに焼きましょう。
焼き鳥のたれを甘さ控えめにする方法はありますか?
砂糖の量を半量程度にすると甘さ控えめになります。甘さを調整したい場合は、砂糖の量を減らしてたれを作り、味見をして甘さが足りなければ砂糖を足してください。
焼き鳥に合う変わり種の具材はありますか?
長ねぎの代わりに玉ねぎやししとうがらし、ピーマンなどの具材を使うのもおすすめです。しいたけやエリンギなどのきのこも焼き鳥に合います。
おうちでおいしい焼き鳥を作りましょう
具材を串に刺して焼く簡単なレシピを参考にすれば、食卓に雰囲気抜群の焼き鳥を出せます。手軽に焼きたい場合はフライパン、香ばしく焼きたいときはグリル、とお好みの調理方法で作ってみてください。
ゆっくり晩酌を楽しみたい日や、にぎやかなイベントごとにも焼き鳥はぴったり。お好みの具材を用意して数種類の焼き鳥を作ってもいいですね。ご家庭でおいしい焼き鳥を作りましょう。
ライター:shucyan(フードアナリスト / 江戸ソバリエ / ソルトマイスター)