新たな介護予防活動の提案を 委託事業者を募集 名張市
三重県名張市は、高齢者を対象とした介護予防を実施する事業者を募集している。公募型プロポーザル方式で、申し込みは7月28日午後3時まで。
市によると、高齢者がフレイル予防などの介護予防活動をきっかけに地域の施設や事業所に足を運び、身近な「通いの場」となることを目指す。同市では初の取り組みだという。
事業者は市の委託を受け、高齢者の運動機能向上や認知症予防、閉じこもり予防などの介護予防活動を実施する。募集するのは「名張、希央台、鴻之台、蔵持、川西・梅が丘地区」「薦原、美旗、比奈知、富貴ケ丘、すずらん台地区」「錦生、赤目、箕曲、青蓮寺・百合が丘地区」が各4事業、「国津、つつじが丘地区」「桔梗が丘地区」が各3事業で、計18事業。1事業あたりの提案上限額は49・6万円で、期間は今年9月の契約日から来年2月27日まで。
募集要領や仕様書、審査のスケジュール、申し込み方法などは市の案内ページ(https://www.city.nabari.lg.jp/s031/090/200/010/20250702140144.html)を確認する。
市によると、基本的に業種は問わない。既に同様の取り組みを実施している堺市では、コーヒー教室や木工教室、パン教室、静岡市ではネイルケア体験などが行われているという。