焼魚におばんざい4種が付いて栄養満点♪姉妹で営む元町『くらすと』のランチ 神戸市
元町商店街と南京町の間の路地に佇む、おばんざいと酒『くらすと』(神戸市中央区)。隠れ家的スポットで、女性を中心に人気の「おさかなランチ」を味わってきました。
2023年9月にオープンし、料理好きの姉妹が切り盛り。店名は“お酒とおばんざいを楽しみ、暮らす人の集いの場…暮らす人…くらすと”と派生しながら命名されたのだとか。
ランチは「おさかなランチ」「からあげランチ」「くらすとランチ」の3種類。すべてにおばんざいとご飯、みそ汁、香物が付いています。
12時台は混み合うため、13時前後の来店がおすすめ。12時までの入店に限り電話予約を受け付けています。
今回は「おさかなランチ」を試してみることに。厨房では息ぴったりの姉妹が手際よく調理をすすめ、一汁三菜ならぬ“一汁五菜”の定食が登場しました。
魚は日替わりで甘塩鮭や鯖など、仕入れに合わせて提供されています。気づけば肉料理ばかり食べてしまっていて、焼き魚と向き合う機会が減っていたため、栄養価も高いランチはうれしい♪
皮はぱりっと、身はふっくらシューシーに焼き上げた甘塩鮭は、脂のりがちょうどよく、大根おろしに合わせながらさっぱりと味わえます。
小鉢には、甘辛くほろほろな「南京煮」と、ちょっとだけフライが食べたいときにありがたい「チキンカツ」、牛肉の旨みが溶け込んだ「きんぴらごぼう」がラインアップ。おばんざいは作り置きすることなく、毎朝手掛けているそうです。
もうひとつのおばんざい「ゆず豆腐」が筆者のお気に入り。つるんとなめらかなゆず風味の豆腐に、雑味のないクリアなだしが溶け込み、身体がぽかぽか温まります。毎日のランチに利用するお客さんもいるそうで、おばんざいの種類は日々変化があるのだとか。
麴味噌を使ったみそ汁は、長ネギ・絹ごし豆腐・油揚げを入れてシンプルな一杯に。豆腐は兵庫県大豆100パーセントの「八雲豆腐」を、お米は丹波の「コシヒカリ」を取り入れるなど、できるだけ地産地消を心がけています。
店内はコの字型のカウンターが8席、テーブルが3卓あり、昼はボサノバが、夜はジャズが流れ、リラックスしながら過ごせます。
夜は常時8種類ほどのおばんざいがカウンターに並び、お通し+おばんざい+ドリンク1杯が付いた「あねさん(日替わりおばんざい3種)」や「あねご(日替わりおばんざい5種)」も気になります。
「だし巻き玉子」は、約4個分の卵を使っているそうでぜいたくに独り占めしてみたい♪
日本酒は兵庫や秋田を中心に約30種類スタンバイ。厳選しながら年間100種類以上銘柄の入れ替えを行っています。合わせて「うまい!樽生」認定店でもあるため“おいしい生ビール”も飲めますよ。
すべて手作りであるがゆえの大変さもありますが、お客さんから“おいしかったから午後からも頑張れるわ!”と言ってもらえることが原動力に繋がっているという二人。そんな二人との会話やその日のおばんざいを楽しみに、足繁く通ってしまいそうです。
場所
おばんざいと酒 くらすと
(神戸市中央区元町通1-4-8 カナエビル1F)
営業時間
11:45~14:00(L.O.14:00)、17:30~21:30(L.O.21:00)、
月・火曜17:30~21:30(L.O.21:00)、土曜11:45~16:00(L.O.15:30)
定休日
日曜日、第2・4月曜日