【高大連携】開志専門職大学と新潟南高校が協定締結、社会に貢献できる人材を育成
新潟南高校の横堀真弓校長(写真左)と、開志専門職大学の三上喜貴副学長兼情報学部長(写真右) 画像提供:開志専門職大学
開志専門職大学(新潟市中央区)と県立新潟南高等学校(同)は3月21日、高大連携に関する協定を締結した。
開志専門職大学は2020年4月、新潟市で開学。在学中600時間以上の長期企業内実習をはじめとする教育で、成長分野の高度人材を育成する総合専門職大学。実践的なカリキュラムを通じてビジネスの現場で必要な知識と応用力を身に付け、変化する社会で活躍できるプロフェッショナルを育成することを目指す。
一方、新潟南高校は1939年に創立。各学年普通科9クラス(うち理数コース1クラス)、学業と部活動の両立を重視し、地域や大学等と連携した実践的な学びを推進しているという。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)を核とした探求的な学びに力を入れており、自ら考える力を育成している。
今回締結した協定は、両校が教育的な交流と協力を深め、未来の社会に貢献できる人材を育成することを目的としている。協定書には、「総合的な探究の時間(探究活動)の指導に関すること」や「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業における取組の推進に関すること」などが盛り込まれた。
調印の様子 画像提供:開志専門職大学
新潟南高校の横堀真弓校長は、「本校は『探究的な学び』をスクールミッションとして掲げ、独自のカリキュラムを通じて探究活動や課題研究を推進している。特に、理数コース1年生の『SS1データサイエンス』では、確かなデータ分析力を養うことを目的としているが、情報分野の専門教員が限られているため、開志専門職大学の出張授業などの支援をお願いしたいと考えている。今後、高校・大学が連携しながら、生徒の未来を支える学びを深化させていけることを期待している」と話した。
一方、開志専門職大学の三上喜貴副学長(情報学部長)は「本学では、学生が卒業までに600時間の企業内実習を行い、約60社と連携しながら教育・研究を進めている。この広範なネットワークには、企業だけでなく自治体なども含まれており、情報技術の実践的な活用に取り組んでいる。こうしたネットワークを活かし、高校生にとっても身近な社会課題の解決に貢献できる機会を提供し、新たな学びの場を創出していきたい」と語った。
集合写真 画像提供:開志専門職大学
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