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トム・クルーズ、『デイズ・オブ・サンダー』続編企画が進行中 ─ 1990年のカーレース映画、復活なるか

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トム・クルーズが、1990年製作のレース映画『デイズ・オブ・サンダー』の続編企画に契約交渉中であることがわかった。米、などが報じている。

『デイズ・オブ・サンダー』は、『トップガン』(1986)のトニー・スコット監督とトム、そしてパラマウント・ピクチャーズが再びタッグを組んだ一作。トム演じる若きドライバーのコール・トリクルが、伝説の元ドライバーとチームオーナーに見出され、挫折から復帰への道のりをたどってゆくストーリーだ。本作でトムはキャリアにおいて唯一「原案」としてもクレジットされたほか、のちに結婚するニコール・キッドマンとも出会っている。

報道によれば、続編企画は初期段階にあり、現在は脚本家候補を検討中。オリジナル版のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーも復帰に向けての交渉に入っているという。

実現に向けてのハードルは、脚本の内容とスケジュールだとされる。パラマウントとトムにとって、現時点での最優先は『トップガン マーヴェリック』(2022)の続編企画であり、まずは同作が先行すると考えられるからだ。トムはアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督による新作映画(タイトル未定)の撮影がするほか、ダグ・リーマン監督と宇宙で撮影する映画も企画中。来年には『ミッション:インポッシブル8(仮題)』も控えており、さらにワーナー・ブラザースとのパートナーシップ契約もある。

『デイズ・オブ・サンダー』は製作費6,000万ドルに対して全世界興行収入1億5,700万ドルと、興行的には大成功とは言えなかったほか、批評家の評価も決して高くなかった。その続編企画が動き出した背景には、『トップガン マーヴェリック』の成功と、『フォードvsフェラーリ』(2019)や『フェラーリ』(2023)をはじめとするカーレース映画の台頭があるとみられる。

トニー・スコット亡き今、続編の監督を誰が務めるかも課題となるが、トムが信頼する『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーは、すでにブラッド・ピット主演の大作カーレース映画『F1(原題)』を製作中。近い時期にレース映画を連続で手がけることは考えづらいが、『デイズ・オブ・サンダー』続編の実現は当面先となる可能性もある。続報の到着を待ちたい。

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