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気づきを行動に!

TBSラジオ

「私たちの未来は、私たちで作る!」
サステバ」は、あなたの「困りごと」、「モヤモヤ」、「お悩み」、
もしくは、「変えていきたい社会の課題」などを通して、みんなで一緒に「これから」を考えていく番組です。

今回も、リスナーのみなさんからいただいたメッセージからご紹介♪

息子は中学 2 年生。部活は吹奏楽部です。

この秋に 3 年生が引退し、私は保護者会の副代表の役目に就きました。
保護者会役員になったのは 2 年目。 他の方は、お仕事や家の事情なのか?
グループ LINE に交代を呼びかけても、手が上がらず、結局、他の役員さんと共に継続となりました。

仕事は主に LINE を使って先生の連絡を共有したり、協力金(部費)を集金して会計などをボランティアでしています。
私は、しばらく押し付けられた気持ちが残り、モヤモヤ。

最近やっと、日々頑張っている息子をみて、「好きな事に夢中になる息子が誇らしい!卒部まで見守ろう」と覚悟が決まり、他の役員さんと任期まで頑張るぞ!と心を切り替えることが出来ました。
「今の保護者会がもっと積極的な交流が出来るコミュニティになるとイイのになぁ」と次の策を考えているところです。

サステバからもヒントやパワーを頂き、1 年乗り切りたいです。
これからも楽しい番組&活動を期待しています。

小泉:えいちゃん、こういうのやってないの?

大石:いやぁ、僕は正直ね、敬遠するタイプですね。ごめんなさい…。

小泉:そうか。

大石:だから、やってもらっている方には「ありがとうございます」と思っています。

小泉:私も、中学生の時は部活をやっていて、合宿をやったんですよね。私の母親と友達のお母さんが保護者代表で来ていて。夜、眠れなくてトイレに行ったりしていたらお母さんたちが先生たちとすごく楽しそうにお酒を飲んでました。笑

大石:それはたのしそうですね。笑

小泉:そうそう。めっちゃ楽しそうじゃん!と思って。ちょっと入って行って、おつまみだけもらって寝ました。

大石:この方もそういう(合宿に行ったり)こともあるんですかね?

小泉:どうなんでしょう。多分、大変なのはLINEとかで呼びかけても「代わる」って言ってくれる人がいない。一生懸命やってるのに評価してくれる人がいない、っていう感じもあるのかなって思います。いつも自分たちばかりやってるけど…って。でも、えらいですよね、切り替えて。

上村:そうですよ。

小泉:そうね、今の時間っていうのは過ぎて行く時間で。でも、この経験って思い出として残って行く時間じゃないですか。「息子のために頑張った」。だから、縦の時間を大切に、頑張って欲しいなって思う。

上村:ちなみに、今全国的に「しんどさ」が問題になっているのが PTA 活動です。「平日の昼間に参加できない」とか「役員を引き受けられる人が少ない」 という担い手不足が多くの学校で起きています。そして、「連絡手段が紙中心」とか、会議もオンラインではなくオフラインとか、 運営方法もまだまだアナログのままという学校も少なくありません。やりたくないのではなく「手を挙げたいけど、物理的に無理」という声もあり、結果、特定の人に負担が偏りやすいのが課題です。

小泉:先生の連絡とかを一度もらって拡散しなくちゃいけないのも…そこ、ダイレクトにいける気がするなとも思ったり。

大石:デジタルツールも普及してるし。

小泉:そうですよね。あと、紙中心っていうのも…

大石:あと、オフライン(の会議)に来なきゃいけないのも相当ハードル高いですよね。

小泉:オンラインもいいと思うけど。会社だってそうなのにね。でも、仕事でどうしても抜けられない人もいるだろうし、学校によってルールも違うだろうし。

大石:たしかに。

小泉:親の負担が違ったりするもんね。なにか、いい方法ないんですか?

上村:一つ、情報として…今年の 9 月に民間から「PTA のモヤモヤを軽くするための新しいサービス」が生まれているということです。
「Comunii for PTA」というプラットフォームなんですが、 アプリをダウンロードする必要がなく、LINE から使えるのが最大の特徴。 入会登録や会員管理、お手伝い募集、連絡の配信までスマホで完結でき、PTA 活動の作業負担を大幅に軽くしてくれる仕組みです。
このサービスを作ったのは、PTA 役員を経験した当事者のお母さん。「紙の連絡」や「平日昼間の会議」など、共働き家庭が参加しづらい現状に疑問を持ち、「スマホひとつで負担を減らせる仕組みを作りたい」と仲間たちと開発しました。

小泉:へー!

上村:実際に導入した学校では、紙の配布がほぼゼロになり、印刷費も作業時間も大幅削減。保護者が参加しやすくなったという声もあがっています。

大石:すごい!

小泉:これはぜひ、学校側にお知らせしてこういうものを使ってみたらどうですか?

大石:こういうボランティアで社会貢献をする人って、すごいと思うんです。企業側からしたらこういう人にぜひ来て欲しいですよね。でも、履歴書には書かないじゃないですか。PTA活動をやる人を企業が積極的に応援すればいいんじゃないですかね。

上村:会社内でもあるじゃないですか。人数が多いチャットグループだと、何か呼びかけても反応がない人がいたり、やらない人がいたり。

小泉:そういう会議に出られる会社、とかがいいんじゃないですか?そうしたらみんな参加できるんじゃないですか?

福岡・中学生
海洋プラスチック問題への取り組み


番組後半はリスナーさんからいただいた「未来を感じさせるアクション」を紹介!メッセージはこちらです。

今年の夏は、尋常じゃない暑さでしたよね。
明らかに私達の子供の頃とは違う暑さで、「地球は一体どうなってしまったのだろう、地球の未来はどうなっていくのだろう」と考えてばかりいる夏でした。

地球温暖化、気候変動、環境汚染など、さまざまな問題や社会課題があると思いますが、私が紹介したいのは、「海洋プラスチック問題に取り組んでいるトミーくん」です。

トミーくんは、福岡県で、海洋プラスチックゴミを拾って、それらをハンドメイドで、アクセサリーにしている中学1年生です。
トミーくんの作品は、福岡の神宮町にある「新宮 CoCo スクエア」というコミュニケーションスペースで販売されています。
ここには、月 2000 円で借りられるレンタルボックスがたくさん並んでいて、トミーくんは「地球にやさしい店」という名前で、自分のボックスを持っているんです。

私はトミーくんのひたむきな姿に感銘を受け、また、「新宮 CoCo スクエア」のレンタルボックス仲間としても、 ぜひ、みなさまに、知っていただきたく連絡いたしました。

スタジオにも届きました!かわいいです~


小泉:こういうボックスで一つずつがお店になっているのは各地にあるんですね。

大石:広がってるんだね。

上村:トミーさん、中学1年生です。すごいですよね。トミーさん本人にもお話を伺いました。

砂浜とか海岸に落ちている、海洋プラスチックとか、マイクロプラスチックと呼ばれる海洋ゴミを拾って、加工して、キーホルダーとかペンダントにして。

だいたい、350 円から 550 円あたりで売っています。
子どもが買える値段。お小遣いで買える値段ってところから始めてやっている感じになります。

昔、海岸の近くに家があって、コロナ禍だったので、毎日のように海に遊びに行っていて。
日によって汚い日と綺麗な日があるってわかって、「これってなんだろう?」というのがきっかけで。

魚が好きだったので、よく釣りもしていますし。
結局、プラスチックが出回ることで、魚が餌と間違えて食べて死んじゃうっていうのを知って。
そこから、魚がいなくなるのが寂しいなあみたいな。魚を助けたいみたいな。
で、時間が経つにつれて、いつのまにか、こんなことをしていて。

ゴミを拾って、商品を、まさか、こんな形で、自分の気づきが、お客さんに渡すことになるというのが、気づいたら、こんなことをしていたというか。

商品を買っていただいて、そこから、ビーチクリーンに参加しようかなっていうきっかけになってくれたらいいかなと思って。
少しずつ、同じような活動をしてくれる人が増えたらいいなと思います。

小泉:すばらしい。

大石:めっちゃしっかりしてる。

小泉:まだ若い中学生がこういう活動をする。これを買ってもらって持っている時に海の生物を想うことにつながって覚えていられる、そういうことが重要で。

大石:そうですね。

小泉:もちろん、ビーチクリーンに参加する人が増えたらいいと思うし。あとはまず、ゴミを捨てない、とか。そういうところに意識が行きますよね。すばらしいです。

上村:すごい行動力ですね。トミーさんは小学1年生の時に家族の転勤で東京から福岡に引っ越したそうです。そこで海の綺麗さに感動。コロナ禍で外に出られない時期に、毎日、家のそばの海で、釣りをしたり、眺めたり。そのなかで海洋プラスチックの存在に気がついたということです。

大石:時々きょんさんとも話すけど、若い人たちの行動力がすごいですよね。

小泉:そうなの。それを周りの大人や私たちが伝えたり、応援したりするべきで。
これね、かわいいんですよ。今13歳だから、こういう道に進んでいくのか、海を綺麗にする研究の方に進んでいくのか、どういう人生を送るのか楽しみですね。

(TBSラジオ『サステバ』より抜粋)

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