【新店】本場の人気はフォーよりブン! 本格ベトナム料理【フォーコティエン】暑い日に食べたい本格エスニック
暑くてジメジメした日が続くと、ちょっと食欲も減退気味になっちゃいますよね。
そんなときは、スパイスやハーブがたっぷり入った食事でさわやかさや刺激をプラス。健康的なごはんで体も心も整えたいものです。
そんな時にオススメなのが、東南アジアのエスニック料理。暑い気候の現地の知恵がたくさん詰まった食文化を取り入れて、元気に過ごせそう。
というわけで、今回は2025年4月に射水市にオープンした本格ベトナム料理の店をご紹介します。
本格ベトナム料理の店「フォーコティエン」
店の名前は「フォーコティエン」。
あいの風富山鉄道の越中大門駅から駅前の道を進むこと徒歩5分。住宅街の中にある、大きな黄色の看板と色とりどりのランタンが目印です。
結婚を機にベトナムから移住「本場の味の魅力を伝えたい」
店を営むのは、ベトナム出身のティエンさん。
富山出身のご主人との結婚をきっかけに、9年前に富山に移住。ベトナム料理の魅力を知ってもらいたいと、2025年に念願だったベトナム料理店をオープンしました。
店内には笠やお面などのベトナムの民芸品が飾られていて、ちょっとした旅行気分も楽しめます。
気温も高く、スコールのようなゲリラ豪雨に高い湿度と、近年はまるで亜熱帯のような気候の日本の夏。ベトナム気分で味わえる「フォーコティエン」のオススメを紹介します。
ティエンさんイチオシ! 現地おなじみの米粉麺ブン料理
ティエンさんがイチオシするのが、「焼肉のブンセット」。
ベトナムでは定番の、さっぱりした麺料理です。
ブンとは、米粉から作られる細長い麺のことで、フォーと並んでベトナムを代表する麺料理。日本ではフォーのほうが有名ですが、ベトナムではブンのほうがアレンジが豊富で一般的なんだとか。
ベトナムではフォーより人気!? アレンジ豊富なブン
食感はやわらかく、春雨に似ています。
平麺のフォーとは違って丸麺で、つるっとのどごしがいいのが特徴です。
スープに麺を入れてラーメンのように食べるもののほか、甘酸っぱいタレにつけて食べる「つけ麺」のようなものや、甘辛いタレえおかけて食べる「冷やし中華」や「まぜそば」のようなスタイルでも食べられます。
「焼肉のブンセット」もまぜそばのようなスタイル。
ブンの上にキュウリや豚肉、パクチーなどが盛り付けられていて、ナンプラーをベースにしたタレを回しかけて、よく混ぜてから食べます。
さっぱりとしたタレは、ジメジメした空気を取り払ってくれるようなさわやかな味わい。
トッピングの豚肉はゴロッとして食べごたえがあり、野菜もたっぷりと食べられます。
サイドの揚げ春巻きは、付け合わせとは思えないほどたっぷり皿に盛られていて大ボリューム。ブンとあわせて食べれば、ガツンと栄養もパワーもチャージできそうです。
ピリ辛調味料をチョイ足しで食欲増進!
さらにティエンさんがオススメするのが、ピリッと辛い調味料のチョイ足し。
少しの量でも刺激的なので、ちょっとずつ入れて好みの具合を見つけてみてください。
辛さを増すことで食欲が増し、ブンの味がガラリと変化します。調味料自体に濃い旨味があるので、肉や野菜にしっかりパンチをプラスしてくれます。
ベトナムのスイーツ「ウィロー」
セットにはデザートもついています。
それが、こちらの鮮やかなヒスイ色のゼリーのようなお菓子。ベトナムの伝統菓子です。
タピオカ粉や緑豆から作られていて、ベトナムでは「バイン・ザー・ロン」と呼ばれています。食感が日本のういろうに似ていることから、店では「ウィロー」と呼んでいるのだとか。
モチモチ食感と豆のやさしい甘みが、食後のお口直しにぴったりです。
本場の味を活かしながら、日本人にも愛される味を
店にはほかにも、チャーハン、ベトナムのサンドイッチ・バインミー、定番のフォーや、牛肉がたっぷり入った麺料理ブンボーフエなど、米・パン・麺とバラエティ豊かなベトナム料理が用意されています。
パクチーや薬味、香辛料を駆使して本場の味をしっかりと活かしながらも、日本人の好みに合うようにバランスを研究し、試行錯誤を重ねて作り上げた味ばかり。
アジアン・エスニックで暑さを味方につければ、この夏も元気に乗り切れそうです。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年6月20日放送
記事編集:nan-nan編集部
【フォーコティエン】
住所 富山県射水市大門4