三田・上越の両市長がPRブースで三田米試食販売 「米まずい」発言信頼回復
新潟県上越市で2025年8月23日に始まった第100回謙信公祭に、兵庫県三田市の米などをPRするブースが出店した。中川幹太上越市長が三田市周辺の主食用米について「まずい」などと発言した問題に端を発し、中川市長の謝罪と信頼回復の取り組みを三田市の田村克也市長が受け入れたことなどが縁。両市長がそろってブースに立ち、三田米などをPRした。
謙信公祭にあわせ上越文化会館では「春日山『縁天下』」と題してステージや飲食、物販イベントが開かれている。同会館の屋外に三田市がブースを出店。2合400円のキューブ状に包装した三田米をはじめ、三田牛の肉みそやちりめん、三田青磁のカップ、特産の黒大豆枝豆などを販売している。
田村市長は「三田市は米どころでもあるが、世界に発信できるブランドの三田牛や世界三大青磁の三田青磁などもある」と特産品をアピールし「これを機に三田市と上越市が互いの発展に向けて手を取り合ってやっていきたい」と話した。
《画像:三田市のブースで来場者に試食用の三田米を配る中川上越市長(右)と田村三田市長》
ブースでは三田米の試食も行われ、両市長が来場者に炊きたてのご飯を配っていた。試食した市内の男性は「新潟の米と遜色ない。とてもおいしい」と話していた。
中川市長は「これからも三田市のPRと信頼回復の努力を続けていきたい」と話していた。
同イベントは24日も開催される。三田市のほか、上杉謙信の愛刀で国宝の「山鳥毛」を所有する岡山県瀬戸内市のブースも出店している。