座間警察署のカベで豊作 若者啓発の「防ゴーヤ」
座間警察署(佐々木進署長)の壁で穫れたゴーヤがおいしいカレーになり、犯罪防止の啓発に役立てられている。
同署のゴーヤは5年ほど前から遮熱と節電のために植えている。昨年、川田幸夫副署長(=写真右)がゴーヤを生かした企画を考えた。その名も「ゴーヤを食べて闇バイトの加担を防ゴーヤ」。ネットで高額報酬をほのめかし犯罪実行者を募る「闇バイト」に、若者が関わらないよう啓発することが目的だ。
6月に相模向陽館高校の生徒が種をまき、署員が水やりなどを続けてきた。ゴーヤは8月23日に元少年補導員が経営するキッチンKOYAMA(ひばりが丘)でカレーに調理。生徒や教員に振舞う前に、求人サイト「バイトル」の関係者が講演した。参加した生徒の一人は「高い時給でも募集内容に注意したい。学んだ事を活かしたい」と話し、同署関係者は「年々手口が変化している。怪しいと感じたら相談を」と呼びかけた。