地域の防火防災功労賞 永山地区防災団体が優良賞 多摩消防署で表彰式
第21回地域の防火防災功労賞の表彰式が1月25日、多摩消防署で行われた。主催は東京消防庁。
地震などの被害軽減や火災等の未然防止に関する地域の取り組みを募集し、効果的な事例について表彰している。優良な取り組みを他の地域に広め、都民の防災行動力向上、地域連携の強化、効果的な事例の普及、拡大を目的としている。
今回、優良賞を受賞したのは永山小・多摩永山中防災情報連絡会で、両校と15自治体の管理組合が参加している。同団体は地域の避難所となる永山小を拠点とした防災訓練を実施。小学校6年間を1パッケージとした防災教育と中学生を含めた地域住民の防災行動力の継続的なスキルアップを目的に活動している。
表彰式に出席した同会代表の冨岡達夫さんは「まずは出来ることをやる、顔見知りになる、そういうことを皆さんと共有しながら工夫して今日まで活動してきた。今後も訓練を継続していき、継承して、若い人たちも参加しやすい環境にしたい」と抱負を延べた。
また、永山小学校の木村伸之副校長は「ミーティングで課題に対してみんなで議論して積み上げた結果だと思う。賞を頂いたことで今後の励みにもなりますし、努力して持続発展させていきたい」と喜びを表した。