「UCC×三菱鉛筆」夏休みの自由研究企画 抽出後のコーヒー粉をアップサイクルしたオリジナルトートバッグづくり
UCC×三菱鉛筆「コーヒー×文房具でアップサイクル!夏休み親子体験イベント」開催
「ドリップポッド」は、三菱鉛筆株式会社と初のコラボレーションによる自由研究企画「コーヒー×文房具でアップサイクル!夏休み親子体験イベント」を、三菱鉛筆による体験型空間「o-i STUDIO」で8月23日(金)・24日(土)・30日(金)に開催する。
UCCグループは「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」をパーパスに掲げ、今までにないコーヒーの価値創造にチャレンジし、さまざまな事業を通してコーヒー産業の持続可能性に配慮したサステナビリティ活動に取り組んでいる。
今回、UCCがさまざまな取り組みを行っている抽出後のコーヒー粉の再利用・活用について、実際に生活のなかでも再利用してもらえるような機会の提供として、コーヒーを通じたサステナビリティ活動をより身近に、楽しみながら学び、体験できる場にするために、今回初めて三菱鉛筆と共同で自由研究企画を行う。
三菱鉛筆は「生まれながらにすべての人がユニークである」という信念のもと、人々の個性と創造性を解き放つ「世界一の表現革新カンパニー」になることを、ありたい姿2036(長期ビジョン)として掲げている。
身近な“コーヒー”という素材を創作活動に取り入れるとともに、創作活動を通じて改めてサステナブルな社会を意識していただくことで、新たなアイディアの発見や自己表現の場を提供する。
今回のイベントでは三菱鉛筆が提供する水性サインペン「POSCA」を使ってトートバッグにイラストを描き、コーヒー染めをすることで、世界でひとつのオリジナルトートバッグづくりを行う。
子どもも大人も楽しめるワークショップを通じて、日常に簡単に取り入れられるアップサイクル方法や抽出後のコーヒー粉の利用を提案するだけでなく、“書く(かく)・描く(えがく)”ことを表現し体験できるo-i STUDIOで今回のイベントを実施することで、表現体験をきっかけとした人と人とのつながりを創出し、新たな出会いやコミュニケーションの機会の提供を目指す。
廃棄するはずだったものから新たな価値を生み出す 親子で考えるSDGs
イベントは小学生の親子を対象とし、抽出後のコーヒー粉を用いてSDGsについて考える。廃棄するはずだったものをアップサイクルすることで、新たな価値を生み出し、日常生活の中で活用できる方法について親子で考える時間を設ける。
その後、アップサイクルをより身近に体験し、学びを深めるために、実際にカプセル式ドリップコーヒーマシン「DRIP POD YOUBI」でコーヒーを淹れ、使用した専用カプセル(コーヒー粉)からコーヒー液を抽出し、コーヒー染めを行う。
さらに、コーヒー染めを行うだけでなく、POSCAを用いてトートバックに自由にイラストを描くことで、ものへの愛着が湧き、コーヒー染めの風合いも相まって世界でひとつだけのオリジナルトートバッグをつくることができる。
さらに、オリジナルトートバッグづくりのあとには、o-i STUDIOで自由に文房具などを利用し、自宅でも簡単に実践できる抽出後のコーヒー粉の利用方法として消臭剤や脱臭剤づくりを行うことも可能だ。
親子で実践することにより、子どもも大人も楽しい創作活動になるだけでなく、学びの楽しさを共有し、学習意欲を高めることで、イベント後も日常生活に取り入れられるようなSDGs体験の場を提供する。
イベント概要
開催日:2024年8月23日(金)・24日(土)・30日(金)各日13:00~15:00
開催場所:o-i STUDIO(東京都品川区東大井5丁目22−5 オブリ・ユニビル1階)
主催者:三菱鉛筆株式会社・UCC上島珈琲株式会社・ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社
対象者:小学生親子
参加者数:各回8名(最大1組4名まで)
参加費:1650円(税込)
※大人1名+子ども1名の場合。トートバック1点につき550円で追加可能。
※応募は、各日前日の23:59まで。
注意事項:
・参加は先着申込順
・参加者数が上限に達ししだい、募集は終了
・イベントではコーヒーの試飲提供を予定。子ども向けにはコーヒー以外の飲物も。
抽出後のコーヒー粉(コーヒーグラウンズ)へ着目した理由
日本のコーヒー消費量は年間約40万トン(2023年)(※1)で、コーヒー市場は堅調に推移している。
それに伴い、抽出後のコーヒー粉の発生量も自ずと増加していると推察され、全日本コーヒー協会では抽出後のコーヒー粉を資源として有効活用することを推奨するなど、コーヒー業界全体でも活用が進んでいる。
UCCでは、飲料製品製造工場での製造時に、レギュラ―コーヒーを抽出する際に排出される抽出後のコーヒー粉をバイオマスボイラーの燃料として工場にて利用したり、植物の肥料として再利用するリサイクルループを構築したりするなど、さまざまな取り組みを行っている。
また抽出後のコーヒー粉における脱臭効果があることも研究結果から明らかになっており、活性炭より優れた脱臭効果があることがわかった。
抽出後のコーヒー粉に含まれるメラノイジンと呼ばれる成分が関与していると推測されており、とくにアンモニアに対しては活性炭の約5倍の効果を発揮する。(※2、3)
抽出後のコーヒー粉の活用方法は今後も増えていくことが予想され、その可能性をより多くの人に知ってもらい、活用してほしいとしている。
※1 全日本コーヒー協会「日本のコーヒー需給表」
https://coffee.ajca.or.jp/pdf/data-jukyu202405.pdf
※2 UCC「コーヒー抽出残渣の脱臭効果とメカニズムの推察」(2023年9月7日発表)
https://www.ucc.co.jp/company/research/future/coffeegrounds.html
※3 UCC「抽出かすの活用方法」
https://www.ucc.co.jp/company/research/residue/
抽出後のコーヒー粉に関する取り組み事例
・抽出後のコーヒー粉に関するサステナブルな取組み事例
https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/challenge/20220531e.html
・上島珈琲店が取り組むサステナビリティ 抽出後のコーヒー粉を資源として活用したアップサイクルトレイを導入開始
https://www.ucc.co.jp/company/news/2024/rel240416.html
三菱鉛筆株式会社
創業150年にあたる2036年に向け、ありたい姿2036(長期ビジョン)として「世界一の表現革新カンパニー」になることを掲げ、「生まれながらにすべての人がユニークである」という信念に基づき、“書く(かく)・描く(えがく)”ことを通じて、世界中のあらゆる人々の生まれながらに持つ個性と創造性を解き放つというお客さまへの提供価値を具現化することを目指している。
o-i STUDIO
三菱鉛筆の「世界一の表現革新カンパニー」になるというありたい姿2036の実現に向けて、より気軽に“書く(かく)・描く(えがく)”ことを通じた表現を体験できる場を提供する空間として2024年4月にオープン。
表現体験をきっかけとした人と人とのつながりを創出することで地域社会との結びつきを深め、社会に根ざした事業活動を実現するとともに、地域社会の活性化に貢献することを目指す。
カプセル式ドリップコーヒーマシン「DRIP POD YOUBI」
「DRIP POD YOUBI」は、食とデザインを軸として、感性を大切にした良質なライフスタイル事業を手がける株式会社ウェルカムと共同開発したフラグシップモデル。
空間・プロダクトデザイナーの二俣公一氏がマシンデザインを手がけ、どこでも気軽に持ち運べるキャリーハンドルが特徴的。
UCC公式スマートフォンアプリ『COFFEE CREATION』とBluetooth連携することで、マシン機能で抽出できる抽出レシピに加え、日本や世界の抽出競技会で活躍するUCCグループのコーヒーのスペシャリストがつくった抽出レシピ「プロレシピ」での抽出が可能になり、マシン機能のみで抽出できるレシピと合わせて100通り以上の飲み方が楽しめる。
お問い合わせ先/UCC上島珈琲株式会社
https://www.ucc.co.jp/