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【倉敷市】【4/13(日)開催】第3回ハーモニーマルシェ ~ 庄新町に音楽の響く一日が、今年もやってきます!

倉敷とことこ

【4/13(日)開催】第3回ハーモニーマルシェ ~ 庄新町に音楽の響く一日が、今年もやってきます!

「音楽の生演奏をきこう」と思うと、ライブやコンサートのチケットを購入し、音楽ホールなどの大きな会場に自ら足を運ぶ必要があります。

そうではなく、自分の暮らしている街で気軽に地元のアーティストの生演奏を楽しめる一日があるならば……。
より音楽を身近に感じられるでしょう。

倉敷市庄新町にある庄新町第4号公園では、地域の人たちのために地域のお店が協賛して音楽の生演奏を楽しみながら、老若男女障がいの有無を問わず楽しめるハーモニーマルシェが、2025年4月13日(日)に開催されます。

ハーモニーマルシェの発起人であるArmonía店長の矢尾みどり(やお みどり)さんに、コンセプトや想いを聞きました。

第3回ハーモニーマルシェ とは

2025年4月13日(日)倉敷市庄地区にある庄新町第4号公園グラウンドにて、第3回ハーモニーマルシェが開催されます。

マルシェの発起人であるカフェArmoníaをはじめ庄地区の人たちと、Armoníaに集う音楽家たち、そして倉敷市や早島町で子ども食堂の活動や福祉活動に積極的に取り組む出店者たちが集う半日。

出店の条件は、以下のふたつです。

・子ども食堂や障害者支援のためのチャリティーに賛同する出店者であること
・ステージの最後に会場全員で紡ぐ手話歌を覚えて参加すること

第2回ハーモニーマルシェ「手話で歌おう」

ステージの最後には、2024年に引き続きイルカ作詞作曲の『まあるいいのち』の手話歌を全員で歌います。

出店者の詳細は、以下の画像を確認してください。

第2回ハーモニーマルシェのようす

ハーモニーマルシェは、今回が3回目。

昨年(2024年)4月に開催された第2回ハーモニーマルシェはステージで音楽が響き合い、子どもたちが自分の手で綿菓子を作ったり、飲食することで子ども食堂などへ募金ができたりと参加者の社会貢献にもつながる一日になりました。

第2回ハーモニーマルシェのようす
第2回ハーモニーマルシェのようす
第2回ハーモニーマルシェのようす

ステージの設営や音響の操作、駐車場の整備、音楽ステージへの手拍子など、マルシェを支えた多くのボランティアがみなさん口をそろえて以下のように語ります。

「ずっとこの地区で育ってきた仲間のマルシェだから」

こう言いながら笑みを浮かべる、「地元愛」を体感できるマルシェです。
2025年も、参加者を巻き込んで会場全員で楽しめる企画を予定しているそうですよ。

ハーモニーマルシェの発起人、矢尾みどりさんへのインタビュー

第3回ハーモニーマルシェへの想いを、ハーモニーマルシェ実行委員会の矢尾みどりさんにインタビューしました。

矢尾みどり(やお みどり)さん

──ハーモニーマルシェは、どのようなイベントですか

矢尾(敬称略)──

ハーモニーとは、調和を意味しますよね。
実は、私が経営するカフェArmoníaのアルモニアはスペイン語で調和を指します。

国境を越え、民族・言語・宗教を越え、地球上のすべての人・物・文化がこの場所で美しいハーモニーを奏でてほしいというのが、私の願いなんです。言葉は通じずとも、同じ音楽をきいて肩を揺らすことはできますよね。

その願いをかなえるには、まず自分が一番お世話になっている、地元の町内会の人たちに音楽に触れてほしいと思うようになりました。

テレビやゲームの効果音も含め、人間はだれしも日々の生活のなかで音楽に親しんで生きています。つまり、音楽は世界語

障がいなどによりどこかに出かけることが難しい事情のあるかたをはじめ、この地域で暮らす人たちが自分の暮らす町にいながら生の音楽に触れて、交流することで、庄新町の活性化につながればいいな……という気持ちでハーモニーマルシェを運営しています。

──昨年に引き続き、庄新町第4号公園での開催ですね

矢尾──

第一回ハーモニーマルシェは、カフェArmoníaの前での開催だったので、昨年は大きな会場を使用することで地域の人たちに受け入れてもらえるかどうか不安でした。
しかし、実際にマルシェを開催してみると出展者のみなさんや参加者のみなさんがとても楽しんでくれて。それだけでなく、参加者のみなさんのマナーもとても良かったんです。

実行委員会のようす(写真提供:矢尾みどり)

そのようなようすを見て、今年は地域の人たちが準備の段階から積極的に関わってくれるようになりました。
協賛企業も増えましたし、地域の小学校だけでなく庄新町全戸にチラシを配布させていただいたんですよ。

カフェArmoníaでは、定期的に子ども食堂も開催しているので、地域のかたがたに子ども食堂の存在も知ってもらえたらうれしいです。

──当日は、どのような出店者が参加しますか?

矢尾──

どの出店者も、子ども食堂や障害者支援のためのチャリティーイベントであることに協賛の意思がある出店者です。
庄新町で活動しているお店や、カフェArmoníaがイベント出店した際にご縁のあったお店に出展してもらっています。

第2回ハーモニーマルシェのようす

音楽ステージに参加する音楽家は、みなカフェArmoníaのお客さん。
倉敷市をはじめとする岡山県で活動する、プロの音楽家が勢ぞろいします。

普段テレビなどを見ていても、なかなか新しい音楽家に出会う機会は少ないのではないでしょうか。
地元、岡山や倉敷のアーティストを応援したいと思う気持ちはあっても、まずは音楽家との接点が必要です。

ハーモニーマルシェでは、イベント中すっとステージから音楽が奏でられています。
おいしいものを食べながら、参加者同士で交流しながら、音楽の生演奏についステップを踏みたくなる……そんな音楽家が勢ぞろいしているので楽しみにしていてください。

──おすすめの楽しみかたを教えてください

矢尾──

まずなによりも、地元で活躍する音楽家たちのことを知ってもらいたいです。

参加者のなかには、普段音楽の生演奏に触れる機会が少ない人もいるでしょう。
特別にチケットを購入したり遠い音楽ホールに行ったりせずとも、地域の公園でふと耳を澄ましたら音楽の生演奏がきこえる一日です。ぜひ、音楽をきいて豊かな気持ちになってほしいです。

また、出店者には障害者支援に関わる団体もあります。
車椅子に乗る人や、耳のきこえない人、目の見えない人なども会場に集まるかもしれません。

特別な体験会ではなく、ハーモニーマルシェに行ったら自然といろいろな立場の人たちの交流が生まれる。
まさに、ハーモニー・Armoníaです。

そのような時間も、楽しんでいただきたいですね。

第2回ハーモニーマルシェのようす

──読者へメッセージをお願いします

矢尾──

国境を越えて、民族を越えて、さまざまな人と文化が美しいハーモニーを奏でる一日になってくれればと思います。

庄新町以外からのご参加も、大歓迎です。

みなさま、良い一日をお過ごしください。

おわりに

私も昨年開催された第2回ハーモニーマルシェに、手話歌の監修者として参加しました。

マルシェの最後に、会場全員がひとつになって手話歌が紡がれる光景はまさに「調和」そのもの。
町内会長や青年団など、普段から地域で活動する人たちが一堂に集まり、みんなで地域を盛り上げようとしていた空気も印象的でした。

春のあたたかな陽気のなか、生の音楽をきき、体験型のマルシェを楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。

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