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都筑区 けやきが丘住宅 受け継がれる「地元愛」 有志が地域食堂立ち上げ

タウンニュース

坂井さん(左)と近内さん(左から2人目)

都筑区荏田東の団地、けやきが丘住宅の集会所で7月28日、地域食堂「もぐもぐ(仮称)」が初開催。同団地では、昨年3月から他団体が子ども食堂を運営していたが、今年6月に活動が終了。「団地の文化を引き継ぎたい」というかつての利用者を含む有志の「地元愛」によって復活を遂げた。

もぐもぐは、同団地に住む坂井清香さんと近内正樹さんが「地域の役に立ちたい」「皆で一緒にご飯を食べられる場所を作りたい」と立ち上げた地域食堂。活動のコンセプトは「安心・安全な場所の提供」。子どもから高齢者まで、全ての近隣住民を対象に、月に1回開催する予定だという。

同団地では、2017年から「みんなdeごはん(みんなの食堂)」として、他団体がこども食堂を運営していたが、コロナ禍で存続が不可能に。その後、コロナが5類へ移行したことを機に、昨年3月、みんなdeごはんの利用者だった地域の「ママたち」が、「にっこり食堂」として復活させた。しかし、にっこり食堂もメンバーの転居などで活動が困難になり、今年6月に惜しまれながら活動に幕を下ろした。

にっこり食堂の事業を引き継ぐ形で始まったもぐもぐ。坂井さんは「私も食堂に通う傍ら、ずっとやりたいと思っていた。一方的に提供するのではなく、地域住民の皆さんと支え合える関係を築きたい」と展望を語った。

当日は「国産牛すじたっぷりカレー」30食が振る舞われた。みんなdeごはんの運営に携わっていた浅葉ちい子さんもカレーを堪能。「牛すじたっぷりで、美味しかった。食堂を運営する苦労がわかるだけに、ありがたさをより感じている」と喜びを口にした。

高校生代表を募る

もぐもぐは、大学進学を目指す高校生を対象に、食堂の「リーダー」を募集。リーダーは、メニューやポスターの提案、料理の盛り付けや誘導などを担当。活動後には、活動証明・記録が渡される。近内さんは「手伝ってくれる分、進学の役に立てたら」と支え合いの意思を示す。

参加費無料。対象はAO入試・推薦入試希望の高校生。定員は各月1人(全7回)。申込み、問い合わせはもぐもぐへメールkeyaki_kodomo@gmail.com。

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