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小国和紙と自然界のカタチで「香る灯」づくり ―こどもカフェで親子19組が光と香りのアート体験

にいがた経済新聞

8月6日、まちなかキャンパス長岡4階・交流広場にて、小学生と保護者を対象とした体験型イベント「こどもカフェ」が開催された。今回のテーマは「香る灯(あかり)をつくろう」。長岡造形大学で- 空間デザインを専門としている岡井美奈助教と、岡井助教のゼミ生4人の指導のもと、参加者たちは小国和紙と自然のかたちを組み合わせた、オリジナルの照明作品づくりに挑戦した。

参加者に作り方を指導する岡井美奈助教

ワークショップでは、香り付きの小国和紙に植物や貝殻などの自然のモチーフをあしらい、光と香りの両方を楽しめる“あかり”を制作した。参加者は、日本の伝統文化「香道」にも触れながら、料理の下に敷く葉や紙など「かいしき」にも用いられる植物の細やかな意匠を取り入れ、季節の移ろいや自然の美しさを作品に表現した。

綺麗な灯りがともった

この取り組みは、岡井助教が掲げる「長岡から光を発信しよう」プロジェクトの一環。岡井助教は、「空間とは、大きな部屋や建物だけでなく、小さな構造物の中にも生まれる。目に見えないものも含めて感じ取るものであり、小さな灯りにも空間をつくる力がある」と語り、「照明を通して子どもたちに空間や感性の大切さを伝えたい」との思いを込めていた。

制作の途中では会場の照明を一度落とし、自作の灯りを手に持って光の具合を確認する場面もあり、参加者たちからは「やさしい香りと光がとても落ち着く」との声が聞かれた。子どもたちは配られた型紙や自然素材を使いながら自由に創作を楽しみ、「想像以上に素敵な作品ができた」と笑顔を見せていた。長岡市内から、母・山田芳美さん(40代)と一緒に作品を作った優芽(ゆめ)さん(9)は、「上手にできてよかった」と満足そうに語った。

「上手にできてよかった」と語る山田優芽さん

イベントは予定を少し延長しながらも和やかな雰囲気の中で終了し、完成した作品は参加者がそれぞれ自宅へ持ち帰った。

(文・写真 湯本泰隆)

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