「デクスター」新シリーズ予告編が公開 ─ 連続殺人犯デクスターのオリジンを描く
日本でも人気を集めた海外ドラマ「デクスター 〜警察官は殺人鬼」(2006-2013)の主人公デクスターのオリジンを描く前日譚シリーズ「デクスター:オリジナル・シン(原題)」の予告編が米公開された。
「デクスター」は、殺人の欲求が抑えられないマイアミメトロ警察の血痕鑑識官デクスター・モーガン(マイケル・C・ホール)の表の顔と、猟奇的な裏の顔を描くスリラー/ミステリー。2021年にリミテッド・シリーズ「デクスター:ニュー・ブラッド」で復活を果たし、2025年には続編「デクスター:レザレクション(原題)」が控えている。
前日譚となる「デクスター:オリジナル・シン(原題)」は、1991年のマイアミを舞台に、 若き日のデクスター(パトリック・ギブソン)がシリアルキラーへと変貌していく様を描く物語。「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」(2016-2019)などのクリスチャン・スレーターがデクスターの養父ハリー役を演じ、オリジナル版の主演マイケル・C・ホールがデクスターの”心の声”を務める。あらすじは、以下の通り。
「血に飢えた衝動をこれ以上無視できなくなったとき、デクスターは内なる闇を制御する方法を学ばなければならない。 父ハリー(クリスチャン・スレイター)の指導のもと、彼は警察の目を逃れながら、社会から排除されるべき人間を見つけて殺すための「掟」を取り入れる。 さらに厄介なことに、デクスターは法を逸脱した行動と、マイアミメトロ警察で始めた科学捜査インターンを両立しなくてはならない。」
予告編は、「デクスター:ニュー・ブラッド」のラストにつながる場面からスタート。銃で撃たれた“現在”のデクスターが、頭の中でこれまでの人生を走馬灯のように振り返り、「始まりは血、そして父から学んだ掟だった」と心の中で語り始める。
時は過去にフラッシュバックし、養父のハリーが「この掟は、お前が自ら殺した人間とは違う人間になるためにある」と説明する。「単純なことだ。正義から逃れた悪人を殺す」とデクスターの心の声が淡々とした口調のナレーションが入り、最初の殺人に取り掛かるデクスター。ただし「自分自身が捕まってはならない」。
物語は過去にフラッシュバックし、養父のハリーが「この掟は、お前が自ら殺した人間とは違う人間になるためにある」と説明する。デクスターの心の声として「単純なことだ。正義から逃れた悪人を殺す」とナレーションが入り、彼が最初の殺人に取り掛かる様子が描かれる。ただし、「自分自身が捕まってはならない」というのも重要な条件だ。
一方、日中のデクスターは、マイアミメトロ警察で科学捜査のインターンとして働き始める。義妹のデボラから「殺人課はあんたにピッタリね」と声をかけられる場面や、職場で若き頃のラゲルタやバティスタといった同僚と出会う場面が登場する。最後はデクスターが「掟を学ぶのは、ほんの始まりに過ぎなかった。初めてこれを現実のものとする」と語り、殺しの儀式を始めるシーンで幕を閉じる。
キャストは、若き日のデクスター役を「The O.A.」(2016-2019)のパトリック ギブソン、ハリー役をクリスチャン・スレイターが演じるほか、マリア・ラゲルタ役でシンガーで俳優のクリスティーナ・ミリアン、エンジェル・バティスタ役で「Love, ヴィクター」(2020-2022)のジェイムズ・マルティネス、ヴィンス・マスオカ役で「ブラックリスト」シーズン6&7のアレックス・シミズ、デボラ役で『シニアイヤー』(2022)モリー・ブラウンが出演。
新キャラクターとして、殺人課の警部アーロン・スペンサー役を「グレイズ・アナトミー」などのパトリック・デンプシー、デクスターの上司となるタニヤ・マーティン役で「バフィー 〜恋する十字架〜」などのサラ・ミシェル・ゲラーが演じる。
「デクスター:オリジナル・シン(原題)」全10話は、2024年12月13日より米Paramount+ With Showtimeにて配信開始。