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パリ13区に「デヴィッド・ボウイ通り」が誕生

タイムアウト東京

パリ13区に「デヴィッド・ボウイ通り」が誕生

圧力の下にいるのを感じている? 1日だけ自分の中にいるヒーローになりたい? それなら、あなたはラッキーかもしれない。世界で最も輝かしいソングライター、まばゆいばかりのパフォーマー、完璧なアイコンの一人であるデヴィッド・ボウイへの心温まる献辞として、パリ市が彼の名を冠した通りを誕生させたのだ。

世界を震撼(しんかん)させたボウイの訃報から約8年、実現のためには多くの苦労があったようだが、彼の77回目の誕生日である2024年1月8日に「デヴィッド・ボウイ道り」(Rue David Bowie)の命名式が行われた。この通りがあるのは13区のオーステルリッツ地区。ジゼル フルー通りとピエール・メンデス・フランス通りの間に位置する。

そもそも、ボウイとパリにはどんなつながりがあるのか気になる人も多いだろう。パリ市役所によれば、1965年にザ・ロウワー・サードというバンドを率いていた18歳のボウイがイギリス以外で初めてパフォーマンスしたのが、ベルリンでも火星でもなくパリだったのだという。ストリートアートがあふれ「アートの楽園」として名高い13区は、この記念事業にふさわしい場所だといえる。

この通りの設立を記念して、命名式の当日には、ジャーナリストでボウイの伝記作家でもあるジェローム・ソリニーを中心とした祝賀の夕べを区役所が開催し、クリフォード・スラッパーによるコンサートも行われた。また、「Galerie Athéna」では13日(土)まで、ボウイにささげる写真と絵の展示会も開催されている。

Rémi Morvan / Time Out Tokyo Editors

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