愛川町 卓球通じ交流 東京パラメダリスト招き
パラ卓球の伊藤槙紀選手による「パラ卓球体験」が、2月15日に愛川町第1号公園体育館で開かれた。
パラスポーツに興味を持ってもらおうと、町スポーツ協会(古座野君夫会長)が主催。「かながわアスリートネットワーク」を通じて伊藤選手を招いた。知的障害を持つ伊藤選手は、中学2年時で国際大会デビュー以来、東京2020パラリンピックで銅メダルを獲得するなど20年以上にわたり日本代表として活躍している。
当日は21が参加し、伊藤選手から車いすや立位、知的障害などの状態によって11のクラスに分けられていること、パラ種目の中で知的障害の選手が参加できる数少ない種目であることなどを学んだ。
実技披露では、伊藤選手が使用するラケットや独特の握り方などを紹介。変化に富んだボールが繰り出されるたび、参加者から歓声が上がった。参加者との卓球体験をわれ、経験者から初心者の子どもまで、楽しみながら卓球に親しんだ。
「どうすれば卓球を続けられるのか」という質問に、伊藤選手は「次の大会に出たいな、と思っていると続けられる」と回答。上達の秘訣は「練習を続けていくこと」と答えていた。
参加者は「伊藤選手のボールが速すぎて驚いた」「次のパラリンピック出場を目指して、練習や試合を頑張って欲しい」と話した。