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<土下座する義母>痩せた旦那を心配して……「仕事辞めてほしい!」突然のお願いに困惑【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

数年前の話です。私(シオリ)と旦那(ユウタ)は共働き。私は仕事が大好きで、昔から夢みていた仕事に就けたため、結婚して子どもを産んでも長く続けるつもりです。一方、旦那は最近起業したのですが、彼がやりたいことに気兼ねなくチャレンジできるのも、わが家が共働きで生活しているからこそ。そしていま、私のお腹には赤ちゃんが。いままでとは違う生活が待ち受けているでしょうが、仕事も生活も旦那と一緒に頑張っていきたいと思っています。

子どもは私も旦那も望んでいたことです。ですから、いつ私が産休に入っても困らないように、産休の間の蓄えなどはバッチリ準備しておきました。

こんな感じで、お互い大人だし無理強いはせず。本人もダイエット的な感じで、いまの生活を気に入っているようです。私は自分の仕事と赤ちゃんのことに集中して、旦那には好きなようにやってもらっていました。

すると……。 「明日の土曜日、お昼1時間くらい伺ってもいいかしら? 聞いてもらいたいこともあって」義母からLINEが届きました。なんだろう……。私は不思議に思いました。

義母と一緒にお弁当を食べて、何気ない会話をして……。旦那の体調を心配しているようですが、もう立派な大人です。周りが必要以上に気にしたり配慮したりする問題ではないと思っていました。でも義母の本音は違っていました。穏やかでおとなしい印象の義母が思わぬ行動に出たのです。

良好な関係を築いてきた義母。2人だけのランチははじめてのことです。どんな話かと思ったら……「仕事を辞めて」とお願いされてしまいました。 土下座なんて大げさで驚きましたが、私が仕事が好きなことを理解しているからでしょう。

義母は、私たちが結婚をしたとき「いまの時代は2人で稼ぐんでしょう? ユウタも家事育児しっかりね」と言ってくれていました。それなのに……。 旦那の激やせぶりが心配のようですが、もう大人なのだから、自分で少し休んだり、働き方を改善したりできるのでは? 私が仕事を辞めなくても、義母が旦那にアドバイスをすればいいのでは? 私はそう思ってしまうのでした。

「辞めるのイツ?」義母から連絡をかわしていると思わぬ展開に!?

私は、昔から憧れだった職業に就いています。だから家庭をもっても仕事を辞めたくないと、旦那には結婚をするときから伝えています。正直、旦那が起業できたのも、給料面で私の支えがあるからだと思っています。

私は義母の追及をのらりくらりとかわしました。ユウタには相談していません。だって私の決断が大事だと思うし、もしユウタに「家に入ってくれ」なんて言われたら、ユウタに失望すると思うからです。でも、義母は諦めませんでした。

私は自分の仕事に誇りをもっているし、やりがいを感じています。旦那もそうなのでしょう。だからこそ、仕事は辞めない決意をしました。 義母からの連絡はいまだに来るけれど、のらりくらりかわしながら。どうせ産休はとるのだし、タイミングが来たら旦那に現状を相談してみようと思っていたのです……。 が! 家に帰ると満面の笑みの義母と旦那がいました。その笑顔からは、これから言われるであろうことが私にとってよくないことだと察せられたのです。

旦那の言葉にゲンナリ⇒仕事を辞めるのは私じゃなくてもよくない?

(いいじゃん……だと? 全然よくない)(結婚したときに「共働きで」って話したの忘れちゃったの?)(ユウタと同じように私も自分の仕事が好きってこと、忘れちゃったの?)私のなかで怒りがふつふつとわきあがるのを感じました。

「私のお給料で、家族3人くらい養えますよ。ただし、いままでみたいに自由にお金は使えないよね。あなたがさっき言ったようにスーパーをはしごしてもらって? お昼は自由だった生活は終わり。お弁当を作ってね。そういうのいいじゃん?」私の言葉に「よくない」と返す旦那。同じ言葉を私に言ったことがわからないのでしょうか?

赤ちゃんを産んで私が産休をとったからなのか……旦那はいままで分担していた家事をしなくなりました。それどころか、育児もまったくしません。 決まり文句は「仕事で疲れているんだ」。はじめて子どもを産んだ私は、家のこともしなければいけない、子どもの面倒もみなければいけないで、正直これなら仕事の方が何倍もラクだと思っています。

家事も育児もしない旦那!会社も倒産し……「私もアナタがムリだわ」

バタバタと過ごしている間に、私の産休と育休が終わりました。旦那は一度家事育児をしない経験をしたからか、私が仕事に復帰してもあまり家事をやらなくなってしまいました。

育児に関しても保育園の送り迎えを頼んだら「俺ムリだから」の一言で終わり。子どもが熱を出して「私、昨日休んだから今日は休めない!」と言っても「俺もムリだから」。家事も育児もせず、まったくあてにできない旦那から心が離れていくのがわかりました。

子どものことを相談する前に、これからの生活を話し合う前に、旦那は私と子どもを置いて逃げたのです。実家に帰ったあと、旦那から「何か手伝えることある?」「子どもは元気?」そんな言葉もありませんでした。

旦那は、私に家事育児のすべてを押し付けている自覚があったそうです。でも仕事が楽しくて全力を注ぎたくて、私や子ども、家のことを見ないふりしていたんだとか。会社を倒産させてしまったショックで立ち直れないなか、いまさら家事育児をするのかと思ったら、どうしてもできなかったと涙ながらに言います。

結婚した当初は義母も理解のある人でしたし、旦那とも助け合いながら結婚生活を送っていました。 何が2人の関係をこんなに変えてしまったのでしょうか。私が仕事を辞めて、旦那に尽くせばよかったの? と頭をよぎることもあります。でもそうしていたら、旦那の会社が倒産したとき、私たちの生活は厳しいものになっていたでしょう。 「私の選択は間違っていなかったのだ」と自分を認めることにしています。 旦那という、頼れる存在が近くにいながら頼れなかったあのときを乗り越えて……。いま、私と子どもは楽しく元気にやっています。


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