障がい者アートの取り組み『神戸フォント』が広がっているみたい。フェリシモでの採用も
障がい者が制作したアート作品が広がり工賃向上につながる『神戸フォント』の取り組みが広がっています。
『神戸フォント』とは、神戸市で働き・暮らす障害のある方と、デザイナーやデザイナーを目指す学生の共創による文字やイラストのグラフィックデータのこと。
「シブヤフォント」を始まりとして全国的に広まり、「ご当地フォント」として様々な地域で事業が行われているのだそう。
神戸市は障がい者理解を促進する展示や啓発グッズに神戸フォントを採用。今後も『神戸フォント』を使った新たなグッズ制作や広報を行うみたい。
フェリシモが取り組む「ハッピーバトンプロジェクト」の衣類回収袋にも『神戸フォント』にも採用されています。
神戸フォント運営事業者と神戸芸術工科大学が連携し、ビジュアルデザイン学科に在籍する学生が障がい者と一緒に作品作りを行い、色調変更やパターン化などのを加工を行う取り組みも始まっているそう。
2024年現在、神戸市内では7事業所が参画し、データはご当地フォントの仕組みを活用して企業や団体に販売されています。
活用によって得られた利用料の一部は報酬として事業所に還元され、障がい者の工賃向上につながるそう。
個人の場合、デザイン化されたABCなどの「フォント」は無料で、イラストや柄などの「パターン」は500円で使用できるみたいです。
気になる人は販売ページをのぞいてみては。