名古屋で巡るレトロな純喫茶 Vol.12「レゴブロック」と「小倉トースト」
駅周辺の地下街が発達していることで全国的に知られている名古屋駅周辺。
今回訪れたのは、名古屋駅の太閤口側に延びる地下街「エスカ」です。
お目当ては、このエスカが開業した当時から同地で営業を続けている老舗の喫茶店。
昭和46年から変わらぬ美味しさで名古屋駅を利用する人々のお腹を満たしてきた人気店で見つけたのは、昭和の喫茶店ではあまり見かけることのない意外なものでした。
連日大賑わいの超人気店!エスカ開業時から営業を続けている老舗の喫茶店「喫茶リッチ」
名古屋駅太閤口の地下街「エスカ」で50年以上営業している人気の喫茶店
この日訪れたのは、名古屋駅太閤口直結の地下街「エスカ」にある「喫茶リッチ」さん。
同店はこのエスカの開業当時から営業を続けているお店のひとつで、現在も名古屋駅を利用する人々の食事・喫茶の場として人気の高い場所となっています。
入口横のショーケースには、食事やスイーツ、ドリンクなどの食品サンプルがたくさん並んでいました。
どれもリアルな見た目なので、入店前なのにお腹の虫がうるさく騒いでしましそう。
朝からお店は混雑…。商品の提供までに若干時間がかかることも
この日は朝からお店がやや混雑しており、ひとりでお店を訪れた私はカウンター席へ案内されました。
いつもはできるだけ広めのテーブル席を選ぶのですが、店内が混み合っているため今回は仕方がありません。
店内の通路はさほど広くはないため、大きな荷物を持って入店する場合は注意が必要です。
席に着くと、さっそく水とおしぼりが運ばれてきました。
紙ナプキンのケースにはお店を利用する際の注意書きが掲示されているので一読しておきましょう。
商品の提供を待っている間に少しだけ店内を散策。
ホールとキッチンを隔てる格子状のパーティションにはデザインの違うカップ&ソーサーが並んでおり、個性豊かなデザインの食器類を見ているだけで有意義なひと時となりました。
老舗喫茶の店内で見つけた意外なアイテム!それは…「レゴブロック」
一見、よくある昔ながらの喫茶店といった雰囲気の同店ですが、1点だけ他のお店と異なる点があります。
それは、店内の至るところに飾られているレゴブロックでできた作品の数々。
名古屋には日本国内唯一のレゴランドがあるためその関連なのかと思いきや、こちらの作品はオーナーが趣味で制作したものなのだとか。
実はレゴブロックの誕生は1934年と、同店よりもさらに歴史の深いもの。
ノスタルジックな喫茶店に現在でも人気の玩具・レゴブロックという組み合わせは一見ミスマッチなように思えますが、このプラスチックのオブジェが実は歴史のある玩具だということを知ると、案外このレトロな空間に馴染んでいるのかもしれないと思えるのが不思議です。
小倉“トースト”なのにサンドイッチ?ワンハンドで食べられる人気のセット
●小倉トーストセット 1,298円(税込)
この日オーダーしたのは、同店のおすすめ商品のひとつ・小倉トーストにセットドリンクがついた「小倉トーストセット」。
セットドリンクはコーヒーor紅茶(ホット・アイスどちらでも可)から選ぶことができたので、アイスティーをセットにしてもらいました。
“小倉トースト”なので、こんがりと焼いたトーストにあんこが乗ったものを想像していたのですが、同店の小倉トーストはサンドイッチとなっていました。
パンはしっかりとトーストされているので“小倉トースト”で間違いはないのですが、これは「小倉トーストサンド」なのでは?と、思わず突っ込みたくなったことも否めません。
小倉トースト自体はとても美味しく、サクッと歯ごたえのある食感とほどよい甘さのあんこ、薄く塗られたマーガリンの組み合わせが絶妙!
さすが、お店が自信を持っておすすめする人気のひと品ですね♪
アイスティーには輪切りのレモンを浮かべて「アイスレモンティー」にしてもらいました。
レモンやミルクなどの追加はメニューに書かれていませんでしたが、「レモン、つけてもらえますか?」と尋ねると快諾してもらえたので今回はこちらをチョイス。
少しいびつな形状の脚付きグラスに入って出てくるところは昭和の喫茶店ならでは。
この日は気温が高く喉が渇いていたので、すっきりとさわやかなレモンティーで火照った体をクールダウンすることができました。
名古屋駅直結のレトロ空間!エスカ開業時から続く老舗喫茶へ行ってみよう
創業50年を過ぎてもなお、今も元気にエスカで営業を続けている「喫茶リッチ」さん。
名古屋駅直結という好立地にあることだけでなく、昔から変わらない美味しさと店内のレトロな雰囲気が、この令和の時代に再注目されています。
ぜひみなさんも一度足を運んでみてくださいね!
INFORMATION
店名:
喫茶リッチ
住所:
愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
営業時間:
7:00 - 19:30
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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