【横浜市泉区】泉区女声合唱団 30周年記念コンサート 心をあわせ歌声重ねる
泉区を中心に活動する女声合唱団「コール・フォンティーヌ」が今年で活動30周年を迎える。12月13日(土)には記念コンサートも開催。本番を控え、団員たちは精力的に練習に励んでいる。
同合唱団は現在、60代から70代の総勢25人の団員で月に3回、西が岡コミュニティハウスなどで活動。近隣の合唱祭のほか、コンクールなどにも出場している。
もともと指揮と団員の指導を務める大高守子さん(66)と、ピアノ伴奏を務める松谷明子さん(74)が同じ大学のコーラス活動で先輩後輩だったことから知り合い「地域で合唱を楽しめる場をつくりたい」と30年前に発足した。「フォンティーヌ」はフランス語で「泉」。コンサートなどでは水色のドレスを着ることもあるという。
当初は10人だった団員も、口コミや知り合いなどで輪を広げ、多い時では50人を超える団員がいた時期もあった。
コロナ禍の際には活動が止まったこともあったが、30年間活動を続けるメンバーの前田吉子さん(69)は「居心地がいいし、先生やみんなが恋しくて、早いうちにマスクをしながら練習を再開した」と振り返る。
「歌詞を伝える意識を」
大高さんは合唱をつくりあげるうえで「日本語を伝えるという意識が大切」と話す。練習中には「助詞ひとつでも聴き取れなくなった時点で、観客の意識が離れてしまう」と声がけし、団員全員で歌詞を朗読することも少なくないという。
今回の記念コンサートで披露される曲は20曲ほど。これまでに披露してきた曲に加え、アカペラ歌唱や民謡といった新たな形式の楽曲も披露する。大高さんは「30年間磨き上げたコーラスの世界観をみなさんに届けられたら」と話す。
コンサートは戸塚区民文化センターさくらプラザホールで12月13日(土)、午後2時開演。無料。要事前申込み。(問)【携帯電話】090・1701・5267