『ブラックパンサー』ワカンダ＆オコエのスピンオフドラマが頓挫、マーベル幹部が認める
（MCU）『ブラックパンサー』シリーズにて計画されていたワカンダ＆オコエのスピンオフドラマが頓挫したことがわかった。マーベル・スタジオのテレビシリーズ部門を統括するブラッド・ウィンダーバウムが、米にて認めた。
『ブラックパンサー』『アベンジャーズ』シリーズでダナイ・グリラが演じたオコエは、ワカンダ王国の親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の隊長。2021年5月には『ブラックパンサー』よりワカンダのスピンオフドラマが製作され、オコエが登場するとが、その後の続報は届けられていなかった。
このたび、インタビュアーから「オコエはどうしているんですか？ オコエのシリーズはどうなりましたか？」と尋ねられたウィンダーバウムは、「私はオコエが大好きですし、オコエのファンも彼女が戻ってくるのを楽しみにしていると思います」と発言。「しかし、（登場するのは）テレビシリーズではありません。いつ、どこで出てくるとは言えませんが」と述べて、シリーズの製作が中止あるいは保留となっていることを認めた。
以前の報道では、『ブラックパンサー』のスピンオフドラマはワカンダのオリジンを描く内容だといわれていた。しかしながら現在、ワカンダの過去はドラマシリーズではなく『ブラックパンサー』の前日譚アニメシリーズで扱われる予定。同作はMCUの正史と直接つながるコンセプトで、ドーラ・ミラージュではなく“ワカンダの秘密警察”ハトゥット・ゼラゼを主人公に「危険なヴィブラニウム製の人工物を回収する任務」を描く物語だ。
この数年間で『ブラックパンサー』シリーズの全体計画がいかに練り直されたのか、なぜドラマシリーズが中断され、そしてアニメシリーズが新たに立ち上げられたのかはわからない。しかし、ウィンダーバウムは「オコエはすぐに登場しますか？」との質問に「そう思います」とも答えている。
現在、MCUでは『ブラックパンサー3（仮題）』がほか、『アベンジャーズ：ドゥームズデイ（原題）』『アベンジャーズ：シークレット・ウォーズ（原題）』も進行中。オコエは過去の『アベンジャーズ』でも活躍しただけに、ここで再登場することもありうるだろう。続報の到着を待ちたい。
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