Yahoo! JAPAN

8市連携市長会議 海洋プラごみ削減へ 25日に「清掃の日」

タウンニュース

参加を呼びかける市の担当者

川や海に流出することで生態系を脅かすことから、世界的な課題となっている「海洋プラスチックごみ」の削減を目指そうと、大和市は5月25日(日)、市内全域でクリーンキャンペーン「清掃の日」を実施する。この取り組みは、横浜市に隣接する8つの市が連携して進めている「海洋プラスチックごみ削減啓発プロジェクト」の一環。

同プロジェクトは、大和・横浜・川崎・横須賀・鎌倉・藤沢・逗子・東京町田の市長でつくる「8市連携市長会議」が進める取り組み。

同会議は、居住や就労、教育など市民生活の範囲が市域を超えて密接につながる8市が連携し、圏域全体の行政サービス向上や共通する課題を解決しようと、2011年に立ち上がった。

21年度には、鎌倉市の提案により、海洋プラスチックごみ削減のための啓発活動がスタート。

23年度からは5月30日の「ごみゼロの日」に合わせ、各自治体が市民参加型のキャンペーンを実施、清掃だけでなく海洋プラスチックごみの問題に関心を持ってもらおうと啓発に努めてきた。

大和市は海に面していないものの、漂流ごみや海岸に漂着するごみの7割から8割が陸上で発生していることから、市内全域を対象に自治会連絡協議会との共催で一斉清掃活動を実施してきた。

今年の「清掃の日」は、5月25日(日)に実施される。午前9時までに自宅周辺の道路や公園などの公共の場所のごみを拾う。集めたごみは、燃やせるごみ・燃やせないごみに分別する。透明または半透明の袋に入れてリサイクルステーションに出しておく。

市環境・公害対策課の担当者は「クリーンキャンペーンを通して、海洋プラスチックごみの問題に対する市民の意識が向上してもらえたら」と話している。

【関連記事】

おすすめの記事