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万引き 町田駅周辺で多発 商業施設など 若者のほか高齢者も

タウンニュース

注意を呼びかける江口署長

町田警察署管内で昨年認知された万引きの件数は347件。刑法犯全体(2118件)のうち約7割を占める窃盗犯(1449件)の中では24%が万引きだった。犯人の検挙数は198件で、およそ6割が摘発されている。

犯行場所として目立つのが、町田駅前の店舗群。全体の約54%にあたる188件の発生場所となり、小田急百貨店やルミネといった大型商業施設では106件(全体の31%)と集中している。次いでコンビニが76件(22%)、スーパーが41件(12%)と続く。

犯人の年齢層は幅広いが、10、20代の若者と高齢者による場合が少なくないという。高齢者による犯行は、主にスーパーやコンビニで食料品を盗むケースが多く、節約のためや生活苦を理由にするものが多いようだ。

一方、若者による万引きは、駅前のデパートなどで衣類や化粧品などの「欲しい物」をそのまま盗む大胆な手口が目立ち、南町田エリアにあるグランベリーパークでは衣類を狙った被害が26件。複数店舗から盗むケースが少なくないという。

犯行は昼から夕方にかけて行われることが多く、「混雑している時間帯は店員の目が届きにくく、犯行に及ぶケースが多いのではないか」と町田署。江口博行署長は「万引きはゲートウェイ犯罪。初めての犯罪を見逃さないことが、再犯を防ぐ鍵になる」と強調する。そのため、小学生への啓発チラシの配布や店舗への防犯指導のほか、カメラ設置やレジ配置の工夫など、様々な対策を進めているという。

Gメンは

町田市内のスーパーなどに万引き行為を取り締まる警備員「万引きGメン」を派遣している森野の(株)エス・エスサービスの伊田香苗代表は「万引きは増加している。スーパーなどでは生活に困窮している高齢者や外国人などの犯行が多く、買物袋が有料化となり、エコバックの使用が広がってきてから増えた。万引きしやすくなったのだと思う」とコメント。また、セルフレジが登場したことも要因になったといい、「実際よりも会計を少なく済ませようとする犯行が増えている」としている。

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