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柳橋|絶品!江戸前の佃煮を食べるなら柳ばし小松屋へ

いろはめぐり

お米を常食する方には馴染みの深い佃煮。
保存食として江戸時代から食されてきた佃煮ですが、その発祥の地は現在の東京都中央区佃町付近の「佃島」とされています。
佃煮は、実は東京生まれの名産品だったのです。
そんな佃煮ですが、みなさんは、東京には江戸時代から今現在に至るまで看板を守ってきた老舗の佃煮屋がたくさんあるということをご存知でしょうか。
今日はその中から、柳橋エリアでおすすめしたいお店をご紹介します!

「柳ばし小松屋」と柳橋の歴史

浅草橋東口を出て徒歩5分。
神田川と隅田川が合流する地点・柳橋のすぐそば、川の上に建つ木造のこぢんまりとした建物が「柳ばし小松屋」です。
なんとも歴史のある風貌で、下町情緒を感じることができます。その創業年はなんと明治14年だというから驚きです。

そもそも柳橋は、明治から昭和の初めまで、花柳界(かりゅうかい)として賑わっていた地として知られています。花柳界とはいわゆる花街のことで、旦那衆が芸者と遊ぶためのエリアを指します。
この地で小松屋は、「旦那衆が芸者衆を乗せて隅田川を行き交う涼み船や投網で取れた魚を天ぷらや刺身にして提供する舟宿」を営んでいたという歴史があります。
その当時に料亭の土産として販売していた佃煮が、時代を超えて、今や全国にファンがいるほどの人気の商品となっているのです。(柳ばし小松屋公式サイトより一部引用)
小松屋の成り立ちについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の動画「柳橋と小松屋の歴史」をご覧ください。

「柳ばし小松屋」の佃煮の魅力

歴史ある柳ばし小松屋が手作りしている佃煮について、詳しくご紹介しましょう。

まず佃煮の種類ですが、季節の佃煮を含めるとなんと13種類もあります。
定番として購入できるのは、生あみ、糸切昆布、昆布、かつお小町、小えび、きゃら蕗、もろこ、しらす山椒の計8種類で、季節限定や入荷時限定のものは、生のり、手むきあさり、牡蠣、ほたて、江戸前一と口あなごの計5種類です。
昔から変わらない製法のもと作られており、醤油、さとう、みりんのみのシンプルだけどしっかりとした濃い味付けとなっています。

また、1月〜3月の冬季限定で、生のりの佃煮が販売されます。浜名湖産の新鮮な青海苔を、こだわりの醤油、みりんで仕上げた佃煮です。公式ホームページでは、”本格江戸前漁師の味”と表現されており、一度食べたら忘れられない味としてファンに愛されています。

筆者おすすめの佃煮は、「小えび佃煮」です。
冒頭でも触れた通り、佃煮は本来、保存食であるため、塩味が強いものが一般的です。
小松屋の佃煮も「常温で1ヶ月ほど日持ちするようしっかりとした甘くない味付け」が売りとなっていますが、この小えびは他の佃煮よりも甘く味付けされています。公式サイトでも、甘さのレベルが他の佃煮より高いのが特徴です。
ひとくち食べると、優しい甘さと噛み締めるたびにジュワッと滲み出るえびの旨みで、やみつきになってしまいます。

小松屋を贈る、楽しむ

小松屋では、贈答用と自宅用のパッケージがそれぞれ用意されています。

贈答用として用意されているのは、佃煮がたっぷり入った曲げわっぱを化粧箱に詰め合わせたものです。上品な見た目もですが、佃煮というチョイスも老若男女に受け入れられる品物間違いなしです。
内祝やお歳暮などの選択肢として小松屋の佃煮があれば、「何を贈ればいいのか…」と頭を悩ませることはなくなるでしょう。(筆者はありがたいことになくなりました!)

贈答用とは別に、自宅用として小さなパックに小分けされているものは、1つ500円から購入することができます。

牡蠣やあさりなど、高価なものもありますが、定番のラインナップはお手頃価格で買うことができます。
店の軒先にさまざまな佃煮がズラッと並んでいる様子は見ていてワクワクしますよ。

ここまでで、「今すぐ小松屋の佃煮を食べてみたい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして中には、「遠方だからなかなか今すぐには…」と不安に思った方もいらっしゃるかと思います。

安心してください。

柳ばし小松屋では、ちゃんと遠方の方でも購入できるように通販サイトが用意されています!
佃煮の組み合わせは自由に選べるほか、注文時の案内に沿って熨斗の有無も簡単に選べるため、贈答用として購入するのもバッチリです。
なんと、自宅用の小分けパックも通販での取り扱いがあるんです!

また、柳橋の本店とは別に、以下の百貨店での取り扱いもあります。
・日本橋三越本店
・新宿高島屋 味百選
・グランデュオ立川店
高島屋とグランデュオでは一部の商品しか取り扱っていないため、どうしても食べたい佃煮がある場合は、柳橋まで出向くと良いかと思います♪

まとめ

ここまでお読みくださりありがとうございます。
今回は柳橋の成り立ちに軽く触れつつ、その地で育まれた老舗の佃煮屋さんをご紹介しました。
今回取り上げた柳ばし小松屋さんについて、改めて軽くまとめますと…
・創業は明治14年の老舗
・季節の佃煮を合わせると13種類もの佃煮を販売
・曲げわっぱ入りで、贈答用にもピッタリ
・自宅用小分けパックの販売あり
・通販もある!

興味を持たれた方はぜひ柳ばし小松屋さんへ足を運んでみてください。
それではありがとうございました!

季節の佃煮 柳ばし 小松屋
住所:111-0052 東京都 台東区 柳橋 1-2-1
JR浅草橋駅より徒歩5分
営業時間:月曜~金曜 :午前9時30分~午後6時
     土曜 :午前9時30分~午後5時
定休日:日曜、祭日

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