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【料理で選ぶ】こだわりの郷土料理が味わえる東京の酒場3選

さんたつ

オキナワタウン酒場BECCHI1

全国各地の食材が集まる首都圏には、郷土の味を伝える店も多い。今宵は懐かしい味に酔いしれよう。

あおもり

沖縄の豊かな食文化を全身で味わう料理『オキナワタウン酒場BECCHI』【代田橋】

ゴーヤチャンプル858円やジーマミー豆腐638円など。

店主の矢部尚さんは鳥取出身。20代の頃から沖縄料理店で修業をするうちに沖縄の虜(とりこ)になり、独立してこの店をオープンした。料理に使う野菜の9割が沖縄県産で、ミネラル豊富な土壌で育てられた島野菜にこだわる。生ピーナッツを砕くところから作るジーマミー豆腐や、豚肉を使った琉球宮廷料理の「ミヌダル」など、ここでしか味わえない郷土の味は、泡盛がよく合う。あの手この手で沖縄食材の豊かさを見せてくれる。

色彩がきれいで、鮮度の良さがわかる島野菜。
矢部さんは、現地の料理人や生産者から食文化を学ぶ。

『オキナワタウン酒場BECCHI』店舗詳細

オキナワタウン酒場BECCHI(おきなわたうんさかばベッチ)
住所:東京都杉並区和泉1-3-13/営業時間:17:00~23:00LO/定休日:無(最新情報を公式HPで要確認)/アクセス:京王電鉄京王線代田橋駅から徒歩5分

東京都の島酒のあては、釣果や持ち込みの魚『旨い魚と酒 みやけじま』【御徒町】

刺身5種盛2680円、釡飯1680円~など。

趣味は島での磯釣りという店主の髙橋勇さん。客にも釣り好きが多いことから、料理で使う魚のほとんどは客の持ち込みと、自身で釣った魚でまかなっているというから驚きだ。それ以外は、伊豆諸島より送られる鮮魚や野菜を使い、刺し身や煮付け、塩焼き、天ぷらなど幅広いジャンルで味わえる。伊豆大島「御神火(ごじんか)」をはじめ、神津島「盛若(もりわか)」、三宅島「雄山一(おやまいち)」といった東京都の島酒をそろえ、“東京島酒めぐり”も楽しみだ。

三宅島の麦焼酎「雄山一」は600円。

『旨い魚と酒 みやけじま』店舗詳細

旨い魚と酒 みやけじま
住所:東京都台東区上野3-9-6 山田ビル1F/営業時間:17:00~23:00/定休日:日・祝/アクセス:JR山手線・京浜東北線御徒町駅から徒歩3分

馬肉やマスの子、青森の味が勢ぞろい『あおもり』【下北沢】

真だら極上白子1200円、特上すじこ880円など。

下北沢の路地に店を構える、青森の美食居酒屋。カウンターに置かれた保冷箱から、店主の出身地・青森直送の旬の食材が続々と登場する。新鮮な海の幸のほか、馬刺しのたたきは青森の絶品たれ「スタミナ源たれ」で食べれば居ながらにして青森の味を楽しめる。このほか、津軽海峡の真だら極上白子や特上すじこは塩気が少なく小粒でおいしい。青森の焼酎「六趣(ろくしゅ)」「津軽海峡」、日本酒「ねぶた」「如空(じょくう)」といった銘酒もそろい踏み。

食材は極力青森県産を仕入れるという。

『あおもり』店舗詳細

あおもり
住所:東京都世田谷区北沢3-20-4/営業時間:18:30~24:00/定休日:火・月2回不定/アクセス:小田急電鉄小田原線・京王電鉄井の頭線下北沢駅から徒歩7分

取材・文=アド・グリーン 撮影=逢坂聡、丸毛透

『散歩の達人 東京名酒場』より

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