ポテトチップスの袋を開けた女性、ジャガイモ丸ごと1個を発見し大笑い(英)
パッケージされた食料品に、異物が混入したり、量が不十分などの不良品が市場に出回ることがある。イギリス在住の女性はある日、ポテトチップスの袋を開けたところ、原材料のジャガイモが丸ごと1個混入していた。英ニュースメディア『Manchester Evening News』などが伝えた。
英グレーター・マンチェスターのベリーに暮らすルーシー・ベニヨンさん(Lucy Benyon、34)は現地時間9月30日、職場の昼休み中にちょっとしたハプニングを経験した。業務用厨房機器を中心に販売する会社「NWCE Ltd」に務めるルーシーさんは、シーソルト&サイダービネガー味のポテトチップスを食べようとした。
ところが袋を開けた瞬間、シーソルト&サイダービネガー味とは少し違うニオイが漂った。そこでルーシーさんが袋の底を見たところ、スライスされたポテトチップスではなく、原材料である生のジャガイモが丸ごと1個入っていた。
あまりにも想像を超えた“異物混入”に、ルーシーさんは笑いがこみ上げてしまい、職場の同僚や上司とともに大笑いしたという。当時の様子を撮影した動画には、職場のデスクの上にごろっと袋から転がり出てくるジャガイモが映っており、ルーシーさんの笑い声も聞こえる。ルーシーさんがこの動画をTikTokに投稿したところ、彼女と同様に笑わずにはいられなかった人たちから、次のような声が寄せられた。
「これは100パーセント、オーガニックだってことね。」
「このジャガイモは今夜の夕食に使えるね(笑)」
「私の父が子供の頃に同じような目にあって、祖父がメーカーに手紙を送ったところ、担当者がポテトチップスを50箱持って家にきたんですって(笑)」
ルーシーさんが購入したポテトチップスは、イギリスのベーカリーチェーン「グレッグス(Greggs)」が販売しているもので、彼女はグレーター・マンチェスターのボルトン・ゲート・リテール・パークにあるショッピングモールにて1.20ポンド(約230円)で購入したという。ルーシーさんは英ニュースメディア『What’s the Jam』の取材に応じ、こう語っている。
「同僚は『こんなことあなたにしか起こらないわ。だって食べ物の好みにうるさいからね』と言ってました。当時は雨が降っていて急いでいたので、何も疑うことなく買って同僚の前で袋を開けたんです。もう私も同僚も驚きました。それで会社の女友達と一緒に上司に見せにいったのですが、彼らもまた驚いていました。」
「ジャガイモはずっしりと中身が詰まっていて、それでいてとても柔らかくて少し湿っていて臭かったんです。私はグレッグスにメールを送りました。先方は調査を進めており、今は返事を待っているところです。一生分のポテトチップスをもらえたら最高なんですけどね。」
そして後日、グレッグスからのお詫びのメールが届き、「調べた結果、混入したものは食用の野菜の一部だと思われます」「今後、細心の注意を払うとともに、抜き打ち検査も行う予定です」と書かれていたという。またルーシーさんは、グレッグスから15ポンド(約2920円)の商品券を受け取ったことを明かした。
なおイギリスでは2019年5月、冷凍ソーセージの袋にスマイル顔の加工肉製ソーセージが混入していたことが話題になった。このソーセージを購入した女性は、「加工会社のスタッフが仕事に退屈してこれを作ったんだと思います」と話していた。
画像は『Manchester Evening News 「Woman buys Greggs salt and vinegar crisps - but was shocked when she saw what was inside」(Image: Jam Press/@lucybenyon)』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)