葉山町の乗合タクシー「はやまるタクシー」が長柄地区で実証運行開始
葉山町が交通不便地域の解消を目的に導入を目指す乗合タクシー「はやまるタクシー」の実証運行が10月21日、長柄地区を中心とした地域でスタートした。
当日の出発式で山梨崇仁町長は「葉山にふさわしい公共交通を目指していく第一歩としたい」とあいさつ。タクシーの運行を担う京急葉山交通(株)の菅原繁取締役は「安全安心をモットーに運行していく」と意気込みを語った。
同タクシーはAIオンデマンド型乗り合いタクシーで、利用者からの事前予約に応じてAI(人工知能)が最適な経路を判定し、運転手はその順路に従い運行する。AIアプリは(株)建設技術研究所が開発した。
車両は10人乗りのワゴン車で乗客定員は8人。利用者は電話かスマートフォン・パソコンから乗車30分前までに予約をし、乗降ポイントの表示場所で待機する。
料金はバス停から300メートル以上離れているなどの交通不便地区内の利用は200円で、町役場、図書館などの地区外へは300円。小学生はいずれも100円。未就学児は無料。地区外間の利用は不可。
予約はスマホ・パソコンから二次元コード(要アカウント登録)か、予約センター【電話】0800・170・6600。