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磯子区内の生花店で「母の日」に合わせて乳がん検診を周知 あす5月11日までセルフチェック手袋などを配布

タウンニュース

グッズを手渡すおくやま花店の奥山さん(右)

磯子区役所は5月11日(日)の「母の日」に合わせて、乳がん検診の受診を呼び掛ける初のキャンペーンを9日から始めた。取り組みに協力する区内8店の生花店で商品を購入した人に、乳がんのセルフチェックができる手袋などを数量限定でプレゼントしている。

乳がんは日本で年間9万人以上、日本人女性の9人に1人が罹患すると言われている。早期発見・治療によって90%以上が治る病気だが、区によると磯子区内でも女性の乳がん死亡率は高い状況だという。

そこで区は近年、がんの予防や早期発見・治療により、がんで亡くなる人の減少を目指して検診の重要性を広めようと、さまざまな啓発を展開してきた。その一環で今年度は区内の生花店に協力を呼び掛け、早期発見を目的とする自己検診用の手袋とがん検診の案内チラシなどをまとめたグッズ約1000セットの配布を企画。協力店の一つ「おくやま花店」=杉田=の店主・奥山あや子さんは「母の日前はお客さんが多くなるので、良いアイデアだと思った。パッケージも可愛くて、喜んで受け取ってもらえている」と話す。

配布は11日までの予定で、各店舗ともなくなり次第終了。詳細は区役所ホームページで確認を。区役所福祉保健課の担当者は「お花と合わせた健康につながる贈り物になれば。少しでも多くの方に検診の大切さを知ってもらい、早期発見・治療につなげてほしい」と呼び掛けている。

協力店は以下の通り(順不同)。モアフィールド=西町=、フラワー・スミレ=久木町=、成井花店=磯子=、フラワーショップ花もよう屏風浦店=森=、フローリスト花だより本店、おくやま花店=ともに杉田=、Vivo花造園部(株)グリーン武内、ミナト園芸=ともに洋光台。

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