校内でふるさとの風景 自然身近に 学び深める
大道小学校の校庭の一角に、地域住民と学校が共同で作り上げた「とんぼ池」がある。手すり付きの橋や大きな水車、井戸が立ち並び、昔ながらの大道の風景を再現している。約30年前に、地域の人々からなる「ふるさと大道村」と教員・児童らが「昔の大道」を作り上げた。
約10年前、工事などの影響で地域の湧き水が枯渇しつつあったとんぼ池を当時の児童らが心配し、ふるさと大道村に井戸を掘ることを提案した。千葉まで出向いて専門家から井戸の掘削技術を学び、2年もの歳月をかけて完成させた。
現在も、とんぼ池は子どもたちや地域住民の憩いの場として親しまれ続けている。