コーヒーかすの再利用アイデア5選!乾燥方法やおしゃれな消臭グッズも紹介
捨てるのはもったいない!コーヒーかすの再利用アイデア5選
はじめに、コーヒーかすの再利用アイデアを5つ紹介します。どれも簡単な方法なので、気軽に挑戦してみてください。
1. 消臭剤にする
抽出後に出たコーヒーかすは、消臭剤として再利用が可能です。
コーヒーかすの表面にはたくさんの穴が空いており、その構造がアンモニア成分を吸収してくれます。コーヒーかすの消臭力は活性炭よりも高いといわれています。
コーヒーかすは元々食材なので、冷蔵庫の中や魚焼きグリルなど食品が触れる場所にも使えるのが嬉しいポイント。その他にも、瓶に入れて玄関やトイレに置いたり、ゴミ箱の袋の一番下に敷き詰めたり、家の中のさまざまな場所で消臭剤として活躍してくれます。
2. 洗剤代わりに使う
コーヒーかすは、ざらざらした質感を活かして洗剤代わりとして使えます。コーヒーかすと水を容器の中に入れて振って洗うと軽めの汚れを落とせますよ。
コーヒーかすは酸性の性質を持っているので、アルカリ性の性質を持つ水あか掃除にもぴったりです。酸性のコーヒーかすをシンクに撒き、スポンジで優しくこすれば、コーヒーかすのザラつきが研磨剤として働いてくれて水あかがきれいになります。元々は食材なので、手荒れしないのも嬉しいですね。
3. 観葉植物の肥料として使う
コーヒーかすは、堆肥の水分量を調節したり、微生物がコーヒーかす表面の穴に住み着いて土の状態をよくしたりとたくさんのメリットを持っています。
一方、コーヒーかすに残っているカフェインやポリフェノールは、植物の発芽を阻害する作用があるため土に直接撒くのはおすすめできません。畑やガーデニングに使う場合は、他の材料と組み合わせて堆肥化する必要があります。
以下の方法を参考に、コーヒーかす入りの堆肥作りに挑戦してみてください。
【用意するもの】コーヒーかす、腐葉土、米ぬか、バケツ、スコップ
※材料の分量は1:1:1でOKです!
(1)コーヒーかすをしっかり乾かす(湿っていると腐敗に繋がるので完全に乾かす)
(2)バケツに全ての材料を入れる
(3)全体をよくかき混ぜる
(4)虫が入らないようにタオルやネットなどの通気性のいい布で蓋をする
(5)発酵を促すために酸素を取り込むように1日1回かき混ぜる
気温が高い夏は1カ月、寒い冬は2〜3カ月で完成します。土から発酵食品のような香ばしい香りがしたら成功です。一方、腐敗の臭いがする場合は失敗しているので出来上がりの目安にしてください。
4. コーヒー染めに使う
コーヒーかすを染料として使い、コーヒー染めを楽しむこともできます。ほのかに茶色に染まるコーヒー染めは、布や紙を染めるとアンティークな雰囲気が出て素敵な仕上がりになりますよ。
紙を染めてタグやカレンダーを作ったり、レースを染めてハンドメイド作品の材料に使ったりと活用方法はさまざま。染める回数を重ねると濃くなるので、好みの色を探しながら作業するのが楽しいですよ。
5. 針山(ピンクッション)にする
針山(ピンクッション)の中身に、綿の代わりに乾燥させたコーヒーかすを入れる方法もあります。布に包んでしっかり口を閉じるだけで簡単に作れますよ。コーヒーかすに含まれた油分が針先に付着し、布を縫う時に針のすべりをよくしてくれます。普段からハンドメイドをされる方は重宝するアイテムなので、ぜひ作ってみてください。
コーヒーかすの再利用に使える!おしゃれ消臭グッズ
この章では、コーヒーかすの再利用方法の1つである「消臭剤」に焦点をあて、おしゃれな消臭グッズを2つ紹介します。簡単に試せてしっかり消臭してくれるグッズばかりなので、気軽に再利用に挑戦してみてください。
消臭巾着袋
消臭力の高いコーヒーかすは、玄関やトイレ、靴箱の中などさまざまなところで活躍します。小さな巾着袋で小分けにすれば数箇所に置けるので便利ですよ。
作り方は、乾かしたコーヒーのかすを布やコーヒーフィルター、だしパックに詰めて口を閉めるだけ。麻紐やリボンなどを使えば見た目もおしゃれでインテリアの飾りとしても使えます。
消臭ポット
抽出後のフィルターに入ったままのコーヒーかすを、水気を切ってそのまま入れるだけで消臭剤として使えるアイテムです。コーヒーかすは2〜3日で交換が必要です。毎日コーヒーを飲む人であれば常に新鮮な状態の消臭剤に交換できますよ。コーヒーかすを乾燥させる時間をかけたくない人は、消臭ポットを使うのがおすすめです。
コーヒーかすはしっかり乾かそう!乾燥方法3つを紹介
コーヒーかすの中に湿気が残っていると、カビが発生する恐れがあります。コーヒーかすを触った時にさらさらの状態になるまでしっかり乾燥させましょう。
この章では、コーヒーかすを再利用するために必要な工程「乾燥」について3つの方法をご紹介します。
(1)天日干しをしてサラサラの状態にする
天気がいい日を選び、コーヒー豆を日当たりのいい場所に広げてよく乾燥させましょう。表面が乾いたらかき混ぜてさらに乾燥させます。その工程を2〜3回繰り返し、全体を手で触って湿り気がなく、パウダー状にさらさらになれば完成です。ベランダや庭で干す際は、風に飛ばされないように注意してくださいね。
(2)電子レンジで加熱すると時短で乾く
早くコーヒーかすを乾かしたい人は、電子レンジを使うのがおすすめです。コーヒーかすを耐熱皿に薄く広げ、ラップをかけず500〜600Wで2〜3分加熱しましょう。加熱が終わったら全体的に混ぜ、湿り気があればさらさらになるまで追加で電子レンジをかけましょう。
(3)フライパンで煎る
フライパンで煎って乾燥させる方法もあります。フライパンは容量が大きいので、コーヒーかすを一気に手早く乾燥させたい方におすすめです。コーヒーかすを平らにフライパンに敷き、焦げないように弱火で丁寧に加熱します。時々混ぜて湿っている部分がなくなれば完成です。
火にかけるとコーヒーの香りが出てくるので、香りを楽しみながら作業ができますよ。
再利用しないともったいない!コーヒーかすはさまざまな用途で使える優れたアイテム
家で簡単にできるコーヒーかすの再利用方法をご紹介しました。
コーヒーかすは、消臭剤としての活用をはじめ、ハンドメイド作品に使ったり洗剤代わりに使ったりと、さまざまな用途で使える優れたアイテムです。
どれも手軽にできるアイデアばかりですので、今日からコーヒーかすは捨てずに再利用に回してみてくださいね♪