【倉敷市】高梁川流域 倉敷三斎市(2024年12月15日開催)~ 毎月第3日曜の定番の朝市で冬の味覚と賑わいを満喫
2024年12月15日(日)、倉敷駅前商店街でおこなわれた定例イベント「高梁川流域 倉敷三斎市」が、寒さを吹き飛ばすほどの賑わいを見せました。
この朝市は、毎月第3日曜日の午前8時から11時まで開催され、12月開催回は倉敷市内外から約80店舗が出店。地元の魅力が詰まった逸品が並ぶようすがどのような雰囲気なのか気になったので、取材に向かいました。
歴史と伝統が息づく「倉敷三斎市」の由来
江戸時代に幕府直轄地「天領」として発展した倉敷。
当時、定期的に開催されていた「三斎市」や「六斎市」にちなんで名付けられた「倉敷三斎市」は2005年3月にスタートしました。
その後、高梁川流域の7市3町の魅力をさらに発信していくため、2016年4月にリニューアル。毎月の恒例行事となっています。
会場には木枯らしが吹くなか、アナウンサーの軽快な声が響き渡り、会場に足を踏み入れた瞬間から心が温かくなるような活気が広がっていました。
倉敷駅から徒歩約3分の会場には、早朝から年配のかたがたや観光客が続々と訪れていました。
倉敷の白壁をイメージした公式キャラクター「くらモニ」
朝の冷気とともに、太陽の温かさが来場者のみなさんにそっと染み渡りました。
「倉敷三斎市」には公式キャラクター「くらモニ」も登場!帽子とパンツには倉敷の白壁、髪飾りとしっぽには倉敷市の花「藤」をあしらった愛らしいデザインです。
さらに12月ということもあり、サンタクロースの格好で会場の雰囲気を盛り上げ、得意のダンスで会場を楽しませていました。
魅力満載!ここでしか味わえない逸品たち
今回の「倉敷三斎市」では、年末らしい豪華なラインナップがそろいました。
地元の名産「連島れんこん」
連島れんこんは、江戸時代に干拓が進むなかで、粘土質の土地を生かして栽培されるようになりました。
食物繊維やビタミンが豊富で、体にうれしい冬の旬野菜。おせち料理にも欠かせないれんこんが、手頃な価格でたっぷり購入できます。
れんこんの穴から来年の明るい見通しを願いながら、お正月の一品に加えてみたいものです。
新見市の老舗「千屋牛サイコロステーキ串」
創業80年を誇る名店が提供するジューシーなステーキ串は、一口食べるだけで旨味が口いっぱいに広がります。
スーパーマーケットでは出会えないサイズのフルーツたち
果物販売者が早朝4時に備前から駆けつけて持ち込んだ、驚きのビッグサイズフルーツ。
・シャキッとした歯ごたえと甘い蜜が特徴の4Lサイズりんご
・種なしで柔らかな巨大柿
・滑らかな黄金色の二十世紀梨
これらは、見るだけでも圧巻。
瀬戸内海産のちりめん・伊吹イリコ
地元の海の幸をたっぷり詰めた逸品がそろい、料理好きの心をくすぐります。
倉敷高等学校商業科の生徒による販売
生徒たちが手作りした餅や団子を販売。若い力が地元に笑顔を届けていました。
商売の現場での経験を積む彼らの姿には、地域の未来を感じます。
豪華企画で会場はさらにヒートアップ!
「くらモニサンタクロース クリスマス大抽選会」は、来場者の心を掴む一大イベントとして大盛況でした。
倉敷商工会議所青年部のボランティアによる豪華景品のプレゼントには、大原美術館の入場券なども含まれ、多くの歓声と笑顔があふれました。
この抽選会は、朝市全体の賑わいにさらに彩りを添え、訪れた人々に特別な思い出を残しました。
さらに、台湾から訪れた観光客が朝採れの牡蠣を片手に、台湾夜市に似た賑やかな雰囲気を楽しむ姿も。異国の地での特別な体験に、笑みがこぼれていました。
おわりに
「高梁川流域 倉敷三斎市」は、冬の寒さを感じさせないほどの熱気と活気に包まれた特別な朝市でした。江戸時代から続く伝統を受け継ぎ、地域の人々や観光客が一堂に集まり、地元の魅力を存分に味わえる素晴らしいイベントです。
私はこの温かい雰囲気のなかで、倉敷の文化と人々の温かさを感じることができました。
次回の「倉敷三斎市」は2025年2月16(日)に開催されます。
地元の特産品やおいしい食べ物が並び、楽しい時間が過ごせるかと思います。ぜひ、次回の朝市を訪れ、倉敷の魅力を直接感じてみてくださいね。
そして、出店を考えているかたがたも、簡単な手続きを実行委員会がていねいに、分かりやすく説明してくれますので、お気軽にお問い合わせください。倉敷の魅力を一緒に広げていきましょう。