伊良湖沖テンヤタチウオ釣りで本命35匹と爆釣【愛知・石川丸】指3〜4本サイズが中心
前回テンビンでタチウオを狙ったが、指3本までだったので今回はドラゴンといわれる指5本以上のタチウオを狙って、9月15日に愛知県・南知多町師崎港の第5石川丸に乗船した。今回はテンヤでドラゴン狙いだ。前日も指5~7本が船中数匹上がったようなので、今回の私も指5本以上も夢ではないはず?
石川丸に乗ってテンヤタチウオ釣り
私は右舷トモに釣り座を構えて、購入したばかりの8対2調子の1.82mタチウオテンヤザオを用意。電動リールにはPE2号を300m巻き直した。
出船前にタチウオテンヤ50号に、頭をカットしたエサのイワシを付属のワイヤーで巻き付けたものを6セット作った。ヘッドのカラーはグロー、黄、紫、赤茶、黒など、その日の活性を見て使い分けるようにする。
タックルのセッティングが終わったので、船長から前日ヒットパターンを聞くと、「前日は小刻みな誘いよりもゆっくりとただ巻きの方が良かったよ」と教えてくれた。後は実釣あるのみだ。
釣行開始
午前6時に出船して、航程35分ほどで伊良湖沖に到着した。台風のウネリもあって、隣の船が見え隠れする。船は上下左右にローリングして、船酔いしそうだ。
船長から「水深は90mです。70~50mの間で反応があります。70mから上で釣ってください」とのアナウンスで釣り開始となった。
テンヤを投入すると、斜めにミチイトが入っていく。リールのカウンターが75mになったところで止めた。船長に教えてもらった通りに、電動リールをゆっくりしたスピードでただ巻きしていく。
本命のタチウオがヒット
カウンターが70mを示したところで、コツコツとアタリが出た。早アワセしないように我慢強く巻いていると、サオ先が曲がった。アワせると、根掛かりしたような感触でハリ掛かりした。
1投目からヒットしてうれしい。電動で巻き上げる途中も何度か引き込まれる。良型のようだ。しかし、もう少しで上がるというところでハリ外れ…。電動で速く巻き過ぎたのとドラグの締めすぎで、タチウオが暴れたときに外れたようだ。
気を取り直して2つ目のテンヤに取り替えて投入。前アタリがあったタナより3m下までテンヤを落として、ゆっくり巻き上げた。今度も70m付近で食ってきた。掛けるタイミングを見計らってアワせるとヒット。今度はバレないスピードで巻き上げ、指3本半のタチウオを取り込んだ。
数は釣れるがサイズアップせず
テンヤを取り替えて投入すると、同じタナでヒットして同サイズのタチウオを追加。タナが分かって活性も良いので数釣りできそうだが、狙うはドラゴンサイズなのだ。
ポイントが外れて移動する。その間にタチウオにやられたテンヤのイワシを取り替える。次は水深100mで、船長の指示ダナは70mより上。今度も75㍍まで落としてからゆっくり巻き上げた。60mまで巻き上げたところで食ってきたのは、指3本のタチウオ。
このころから暗くなってきて、大粒の雨がパラパラと降ったかと思うと土砂降りになった。10分ほどでやんだが、その後は降ったりやんだりの繰り返しだ。それでも活性は良くて、指4本までをどんどん追加していく。ヒットするタナは60~50mの間で安定している。
船中でドラゴン級が揚がる
沖上がり1時間前になると、指5本のドラゴンがミヨシでヒットしたようだ。隣の左舷トモの人にも指5本級がヒット。その後私にもドラゴン級がヒットしたが、ミチイトが船底に入って切れて痛恨のバラシだ。
残り5分前には、右隣に2匹目の指6本クラスのドラゴンがヒット。私にはヒットしないまま、午後1時の沖上がりとなって納竿した。釣果は指3~4本を35匹。数釣りできて食の方も堪能できたので満足した。
<週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年10月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。