事前要チェック!2025年「韓ドラのシンデレラ」として期待される若手女優6人
2025年の韓国ドラマは、若手女優が出演する作品が目立つ。
ベテラン女優キム・ヘスや、その枠に片足を突っ込んでいるハン・ジミン、中堅世代のパク・ボヨンなど、韓ドラでお馴染みの顔も活躍しているが、まだそこまで名の知れていない女優も今年はドラマ界を盛り上げる予定。
いずれも着実にキャリアを積み、演技力を認められている面々ばかり。将来、韓ドラ人気を牽引するスター女優になることが予想される若手だ。
昨年はキム・へユンが、『ソンジェ背負って走れ』(tvN/2024)でヒロインを務めて、人気と知名度に加え、女優としてのステージもアップさせたが、今年も彼女のように韓ドラのシンデレラとなる役者は現れるのだろうか。
2025年にお目見えされる作品に出演する、期待の若手女優6人を紹介する。
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ノ・ジョンウィ
ノ・ジョンウィは、今年出演作が急増している女優の1人。これまで毎年、主演作は1作のみだったが、2025年は現在分かっているだけで3作に出演、最終話を迎えたかと思えば、別の作品でドラマファンを楽しませてくれる予定だ。
子役時代から磨きをかけてきた演技は文句のつけようがなく、少し前には、『魔女-君を救うメソッド-』(チャンネルA/2025)で熱演を繰り広げたばかり。4月4日からは、ラブストーリー『バニーとお兄さんたち』(MBC/2025)で、性格も成績も良いが、最初の恋愛に派手に失敗して恋愛バカと呼ばれている女子大生を演じる。
シン・シア
応募者1,408人のなかから、映画『THE WITCH/魔女 —増殖—』(2022)の主人公を勝ち取ったことで知られるシン・シアは、4月12日からスタートする予定の医療ドラマ『いつかは賢くなる専攻医生活』(tvN/2025)で、メイン主人公の1人を演じる。
お茶の間デビュー作にして、大人気シリーズドラマ『賢い医師生活』(tvN/2020、2021)のスピンオフ版を任された。彼女が演じるのは産婦人科のレジデント1年目のキャラクター。作品が成功した暁には、その後のフィルモグラフィーが華やかになりそうだ。
ソル・イナ
『社内お見合い』(SBS/2022)や『輝くウォーターメロン』(tvN/2023)など、メインの主人公ではないが、主演を務めて物語を盛り上げてきたソル・イナは、5月16日に初回放送を控えている法廷コミック『労務士ノ・ムジン』(MBC/2025)に出演する。
主演チョン・ギョンホ扮する労務士の良きパートナーで、経営が傾いた労務事務所を立て直したブレイン。お金になることに関して頭の回転が速く、ずば抜けた判断力と熱い心を持ったキャラクターを演じるという。
パク・ジフ
『今、私たちの学校は…』(Netflix/2022)で存在感を発揮して、『シスターズ』(tvN/2022)でさらに知名度をアップするなど、スター女優への階段を着実に上っているパク・ジフは、6月からスタートする予定の青春ロマンチックコメディー『四季の春』(SBS/2025)でヒロインを務める。
一時はアイビーリーグを夢見たが、母親の死によってアルバイトにいそしむようになった大学生。バンド部の一員で、主人公とロマンスを繰り広げるキャラクターだ。音楽、ロマンス、青春というキーワードが盛り込まれた『ソンジェ背負って走れ』が大成功を収め主演の2人が脚光を浴びただけに、パク・ジフも本作をきかっけに大きく跳ねるかもしれない。
チョ・イヒョン
前出のパク・ジフ同様、『今、私たちの学校は…』での演技が高く評価され、世間に名を知らせたチョ・イヒョンも、2025年に韓ドラのシンデレラになる可能性が。6月23日に初回放送を迎える予定のファンタジーロマンス『牽牛と仙女』(tvN/2025)で主演を務める。
彼女が演じるのは、初恋の人を助けようとする、昼は女子高生、夜は霊媒師として5年以上二重生活をしてきた人物だ。『婚礼大捷<こんれいたいしょう> -愛結ぶ二人-』(KBS/2023)に出演し、ロウンと共に『2023 KBS演技大賞』でベストカップル賞に輝いた彼女なら、本作でも相手役俳優と抜群のケミストリーを披露してくれそうだ。
キム・ミンハ
最後は、1997年のIMF危機(アジア通貨危機)を背景に奮闘する者たちの姿を描いた『テプン商事』(tvN/2025)でイ・ジュノ(2PM)と息を合わせるキム・ミンハ。『PACHINKO パチンコ』シリーズ(Apple TV+/2022、2024)で、好演を繰り広げ本国のみならず、海外からも注目されている女優の1人だ。
昨年は、『照明店の客人たち』(Disney+/2024)で錚々たる役者陣の影に隠れることなく堂々たる演技を披露していたが、今年は『テプン商事』で、中小企業に務める勤勉で責任感の強い女性職員に扮し、主人公に扮するイ・ジュノと共にIMFに立ち向かうキャラクターを演じる。
安定した演技力を持つ彼女が、自身初の地上波局の初主演ドラマでシンデレラガールとなるのは時間の問題だろう。
(ライター/西谷瀬里)