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【金沢ラーメン探訪 #06】試行錯誤を経て原点回帰!「ラーメン凌駕堂」の最後まで飲み干したくなる貝出汁ラーメン

週末、金沢。

編集部が石川・金沢の気になるラーメン店をぶらりと巡る新企画、「金沢ラーメン探訪」。
今回は、金沢市三馬にある「ラーメン凌駕堂」にお邪魔してきました。

金沢工業大学近くに構える、「ラーメン凌駕堂」。
2010年のオープン以来、魚介の旨みを効かせた“貝出汁”スープのラーメンを提供し続ける人気店です。

ウッドテイストのおしゃれな店内は、女性一人でも入りやすい雰囲気。
カウンター席は席間が広く設けられており、ゆっくり食事できると評判です。

一角には、店主が趣味で集めたCDやレコードが。
ジャズやHIPHOP、R&B、J-POP…店内に流れる軽快なBGMも、店主がその日の気分でセレクトしているんですって。

こちらが、看板メニューの「貝だし白湯ラーメン」(1180円)。
「炭火焼きレアチャーシュー」は別添えで提供してくれます。

スープは、これまで貝柱やホッキ貝などさまざまな食材を試し、さらなる高みを求めて味わいも少しずつ変化させてきたという店主。
しかし「お客様が本当に求めるもの」を大切にしたいと、試行錯誤を経て辿り着いたのが、オープン当時の味わいに近づけた原点回帰のこの一杯です。

アサリを贅沢に煮詰めたタレに鶏白湯スープを合わせた、自慢の貝出汁スープ。
シンプルながら魚貝の旨みがしっかり活きており、さらりと飲み干せる美味しさです。

国産小麦を中心に使用した麺は、白湯にも醤油にも合うバランスのいい中麺。
加水少なめで、小麦のパツパツとした食感が楽しめるのが特徴です。
歯切れの良さやツルッとした喉越しが、なんともクセになりますね。

また見逃せないのが、「炭火焼きレアチャーシュー」。
これまた研究熱心な店主が長い期間を経て生み出した逸品で、今では「凌駕堂」のラーメンに欠かせない名脇役です。

秘伝のタレに漬けて、低温調理でじっくり火通し。
さらに仕上げは、表面を炭火で焼き上げているそう。
そんな手間暇かけて作るレアチャーシューは、外こんがり香ばしく、中しっとりジューシー!
トロける旨みと食感に、食欲もかき立てられますよ…!

あっという間に、スープも完食。
胃にもたれない優しい味わいで、罪悪感なく飲み干せました。
ごちそうさまでした!

「自分のこだわりも大切ですが、お客様の声を一番に考え、料理やサービスに柔軟に取り入れていきたい」と、店主の上山さん。
最近では、新たに日曜だけのモーニングも始めたそう!
提供するのは、ベトナムの朝の定番・フォーに、おにぎりや目玉焼き、納豆など、好みに合わせて自由に組み合わせられる「モーニングセット」(980円)。
ラーメン屋の概念までも超える、上山さんの発想と挑戦に目が離せませんね!

金沢でも珍しい貝出汁ラーメンを提供する「ラーメン凌駕堂」。
ぜひ最後の一滴まで、その美味しさを堪能してみて!

ラーメン凌駕堂


住所石川県金沢市三馬1-389
TEL076-287-6572
営業時間11:30-14:00(L.O.)
土日11:30-21:00(L.O.)
定休日月曜、不定休
駐車場10台
公式webサイト( https://www.ryogado.com/ )


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