愛犬が怒ってしまう飼い主の行動4つ 信頼関係を損なう可能性も?注意すべきポイントをご紹介
1.食事や睡眠の邪魔をする
犬の食事中に話しかけたり、寝ているときになでたり抱きついたり、という行動は、多くの飼い主さんがしたことがあるかもしれません。
多少であれば、犬もあまり気にしない場合もありますが、食べることを邪魔されたり眠りを妨げられたりすることが続くと、犬にとって大きなストレスとなってしまいます。
動物にとって食欲や睡眠欲は本能的に求めるものなので、それを邪魔されるようなことがあれば、怒ったり不快に思ったりするのは当然です。
こうしたことが続くと、「飼い主がそばにいると落ち着かない」と思われてしまう可能性があるので注意しましょう。
2.好きなものを取り上げる
犬が大好きなものや大切にしているものを、強引に取り上げるような行動は控えましょう。
おもちゃやおやつのガムなど、犬が自分だけのものとして大切にしているものは、無理に取り上げようとすると威嚇や攻撃をされるだけでなく、敵と見なされてしまう可能性があります。
特に所有欲の強い犬はそうした傾向があるため、トラブルを防ぐために日頃から物の受け渡しをスムーズにできるようなトレーニングをしておくことをおすすめします。
3.からかう、驚かせる
愛犬のびっくりした表情や仕草はとても可愛らしく見えると思います。大好きな愛犬の色々な表情を見たくて、ついいじわるをしてからかってしまい飼い主さんもいるのではないでしょうか?
しかし、あまりしつこくこうした行動をすると、犬は飼い主さんに対して怒りや不信感を感じるようになります。
特に、からかわれて笑われていることにプライドが傷つく犬もいます。
飼い主さんにとっては楽しい遊びやコミュニケーションのつもりでも、犬にとってはそうではない可能性があることを忘れないようにしてください。
4.強引なスキンシップをする
犬にとって大好きな飼い主さんとのスキンシップは、幸せを感じるものだと思います。
実際、信頼関係を築いた相手とのスキンシップやコミュニケーションによって、脳内で幸福感を感じたりストレスが軽減されたりするホルモンが分泌されることもわかっています。
しかし、それはあくまでお互いが望んでおこなっている場合のことで、嫌がっているのに無理やり触れてもスキンシップとはいえません。
犬の食事中や遊んでいるとき、疲れて休憩しているときなどに抱きついたり強引に触ったりするのはNGです。
犬を不快にさせて怒らせてしまい、「飼い主のそばにはいないようにしよう」と思わせてしまうこともあります。
スキンシップのタイミングや触り方は、愛犬の反応を見て、どうすれば本当に喜ぶかを把握するようにしましょう。
まとめ
多くの犬は飼い主さんのことが大好きで、多少のことでは怒らないかもしれません。
しかし、そうした犬の態度に甘えすぎて、飼い主さんのしたいように接しているだけでは、犬のストレスになったりいつか怒らせたりしてしまうかもしれません。
コミュニケーションで大切なことは、愛犬の表情や態度をよく観察し、その心理を想像することです。
愛犬と最高のパートナーになれるよう、気持ちに寄り添った接し方をしてあげましょう。