日米合同で相模川清掃 座間市域では3年ぶり
日米合同相模川清掃が連休後の5月7日に座架依橋付近で行われた。米軍座間キャンプの軍人や陸上自衛隊員、座間市や相模原市の職員など参加し、地域交流を深めた。
合同清掃のきっかけは2022年、当時司令官だったクリストファー・トリムソン大佐の呼びかけだった。これまで相模原市域でも実施しており、座間市側での清掃は3年ぶり。この日は米軍や自衛官だけでなく、その家族なども含め113人が集まった。河川敷は市内外からバーベキューなどで乗り入れる車がある。河川敷は広く、不法投棄を監視しきれないのが現状だ。
佐藤弥斗座間市長は英語であいさつし「河川は海につながる。未来のために気持ちいい一日を」と呼びかけた。参加者は袋を手に河川を歩き、茂みに散乱したゴミを集め、石の隙間も探っていた。トラックにはバーベキュー用の網やコンロ、タイヤのほか、テレビ2台が積み上がり、回収量は400キロに達した。
「参加できて光栄」「もっとやりたい」
米軍関係の女性は「日本はとてもきれいな国。捨てられているゴミに驚いた」と語り、袋いっぱいに集めた男性は「良い事だし、もっとやりたい」と笑顔を見せていた。基地管理本部のマーカス・ハンター大佐は「相模川は管制塔や航空機からも見えて美しい。街をきれいにできて光栄だ。コミュニティの一員と扱ってもらえるのも嬉しい。災害時などに協力できる体制も整えている」と話した。
米軍関係者は座間のヒマワリ畑の種まきや谷戸山公園での清掃などにも参加しており、6月28日(土)には基地内のヤノスポーツフィールドで「独立記念祭」も開く予定。時間は午後3時から9時。会場では音楽ライブや車両展示、花火打ち上げなどが行われる。