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伊自良湖ボートワカサギ釣りで200匹手中【岐阜】粘って拾い釣りが奏功?

TSURINEWS

200匹キャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

今年の11月は暖かいと思っていたが、後半に差し掛かると一気に冷え込んだ。秋を通り越して冬になった感じだ。年々秋が短くなっていると実感している。しかし、ワカサギ釣りは冬の風物詩。冷え込んでくると群れが底に落ち着いて釣りやすくなるターゲットだ。

伊自良湖でワカサギ釣り

11月25日は岐阜県山県市の伊自良湖へ今季2回目の釣行をしたのでレポートしたい。前回は気温が高く水温も高かったためか激渋状態で、釣果は100匹を超えることができなかった。

紅葉も見頃(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

ワカサギ釣りでは100匹という数が目安になると思う。他魚種の釣りなら100匹釣れたらすごい爆釣だが、ワカサギは小さい魚な上に数が釣れて当たり前の思いで釣りに行くので、ワカサギを釣る上で100匹はクリアしたい壁の一つだ。

前回は100匹超えることができなかったので、今回はリベンジの思いが強い。もちろん、大自然中で紅葉を楽しむのも忘れてはいない。

序盤はスロースタート

午前7時に伊自良湖フィッシングパークに到着した。すでに多くのボートが出航済み。まずは受付でボート代平日1000円と遊漁料800円を支払う。エサは紅サシ、白サシを購入した。どちらも200円。ブドウムシは持参した。

ボート乗り場で釣り座のセッティングをする。タックルはいつもの電動リール二刀流。仕掛けは朝イチなのでオーナーのタフ金渋りワカサギ狐1.5号5本バリと段差誘いワカサギ孤1.5号をチョイス。金渋りワカサギは2連結にして10本バリとした。そして仕掛けの上部、中央部、下部にブドウムシを付けて一気に魚を寄せる作戦だ。

ワカサギ釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

ポイントは通称カーブミラー前で孝洞と呼ばれる入り江のようになった所の入り口付近だ。ワカサギが群れで動く際はこうした入り口付近が狙い目だろうと予想した。魚探の反応は良好だ。

仕掛けを落とすなり入れ食いかと思いきや、うんともすんとも言わない。あれ?誘って誘って誘ってようやくヒットする感じだ。前日は500匹を超える釣果も出ていたようなので好釣果と思いきや、ワカサギは口を使わない。周りからも渋いという声が聞こえてくる。それでも魚探に反応はあるので粘れば釣れだすだろうと根気良く釣っていくと、ポツポツだが確実に釣れる。

午後は連掛けも

午前9時を過ぎると周りのボートが動きだした。やはり釣れていないようだ。ならばこのポイントで粘った方が得策だろうと決意が固まる。今季のワカサギ釣りは厳しい日が多いので辛抱するのには慣れている。

午前中は90匹と100匹には届かなかったが、すでに前回より釣れているので気持ちは楽になった。船の上で紅葉を見ながらお弁当を食べるぜいたくな時間が過ぎた。

伊自良湖のポイント(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

午後からもカーブミラーで続行だ。気温が高くなり厳しくなるかと思ったが、意外に朝イチよりペース良く釣れる。外道のオイカワも釣れるが、ワカサギの活性も高いように思う。すぐ近くで釣っていた人に話かけて談笑していると、なんとTSURINEWSの読者で、私の記事も見てくれていた。

入れ食いは午後3時前に一度止まったので、前回夕方に良かった北ロープへ行くが思ったより魚が映らない。群れが回ってこれば入れ食いタイムになるだろうが、カーブミラー前の方が魚影は安定していると思い、北ロープはすぐに見切りカーブミラーに戻った。

釣り位置をやや考洞寄りにして再開すると、濃い群れが魚探に反応。そのタナに合わせると穂先が勢いよく曲がる。一つは3連、もう一つは2連と連掛け。その後も定期的に群れが入り、そのたびに連掛けもあった。

200匹ゲットでリベンジ達成

時計を見るともう少しで午後4時。200匹まであと3匹。なんとか午後4時までに200匹を達成したい。最後は誘って誘って連掛け狙い。両方の電動リールが同時に曲がる。最後は2連と1連と一気に3匹釣れて、ちょうど200匹釣ったところで納竿とした。

結果は12cm頭に200匹となり、前回のリベンジ成功。前回は10cmオーバーのデカサギが結構交じったが、今回は3匹ほどで、7cm前後の天ぷらサイズがそろった。

伊自良湖は今後も良い感じで釣れると思う。もちろんムラはあると思うが、そのムラを修正していくのも釣りの楽しさ。今後はより冷え込んでくるので、防寒対策は万全にして、車のタイヤは冬用に交換した方が無難だろう。冬の風物詩のワカサギ釣り、これからさらに面白くなりそうだ。

<週刊つりニュース中部版 APC・松森渉/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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